2017年10月14日土曜日

ピロリ菌

 ピロ菌検査結果
 先週、ピロリ菌の有無を調べる呼気検査をした。そもそも、ピロリ菌はどうやって胃酸という強い酸性化でも生存できるのか不思議です。

 ヘリコバクター・ピロリは、人の胃粘膜に棲息する螺旋型のグラム陰性桿菌なんですね。そして、強いウレアーゼ活性を持っていて、胃粘液に含まれる尿素を加水分解により二酸化炭素とアンモニアに分解し、そのアンモニアによって自分の周りを中性に保つことで胃の中に存在しています。

 そこで、まず、診断薬を飲む前の呼気を採取し、次に尿素を含んだ診断薬を飲んで5分間左側臥位、さらに座位で15分、あわせて20分経過後に再び呼気を採取し、呼気中の13C-二酸化炭素における13Cの含有量を測定します。

 ピロリ菌がいる場合は、診断薬の尿素を二酸化炭素とアンモニアに分解するわけですが、その二酸化炭素が大きく増加し呼気から体外へ出てくることになります。
 ピロリ菌がいない場合は、尿素が胃に入ってきても二酸化炭素が増加することはありません。

 とまあ、こんな検査を受けていたのですが、今日、結果を聞きに行ってきました。13C-二酸化炭素の上昇が「2.4pc以上」という数値の場合に、ピロリ菌陽性となるわけですが、私の結果は、「0.0」ということで、ピロリ菌はいないという結果になりました。いや~、良かった良かった。もしいたら、また除菌薬をのまなければならず、そしたら又全身に播種状紅斑が出るというようなことになったかもしれないのだからね。まずは一安心。

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