早々と自民・公明優勢と新聞記事が出たことも影響していると思います。小選挙区は一人しか当選しないので、結果が変わらないのなら行っても仕方ないと諦める人がでてしまうからです。でも、その同じ新聞記事に、未だ誰に投票するか決めていない人が4割いるということも報じているんですよね。
つまり、この調査結果からいえることは、自民・公明優先ではなく、これから誰に投票するかを決める人が4割いるので、この人たちが誰に投票するか、どの党に投票するかで結果は大きく変わるけれど、それを前提とした上で、現在既に誰に投票するか決めている人たちの中では、自民・公明が優勢だということに過ぎません。
だから、諦める必要はないんです。岡山二区でいえば、憲法改正に反対し、憲法を守るとしているのは垣内京美さんしかいないんです。幸福実現党は、憲法を改正し「国防軍を持つ」、希望の党は憲法9条含めて改正議論を進める、自民党は、憲法9条に自衛隊を書き込むと言っています。憲法に違反する集団的自衛権を認める閣議決定とあわせると、安保条約で結ばれているアメリカ軍の起す世界のあちらこちらの紛争地に自衛隊が無制限に派遣され、自衛隊員が「殺し、殺される」現場に身を置くことになります。そんなの事させたくないという人は、諦めずに投票に行った方が良いんです。そしたら、結果も変わるかもしれないんです。
それにしても、小選挙区という選挙制度が駄目ですね。マスコミは、国民の意思を反映する事ができる選挙制度のあり方についてもっと真剣に論陣をはって、選挙制度のあり方についての国民的な議論が深まり、国会を動かすように問題提起をやっていって欲しいものです。
私はこう考えています。まず、衆議院は、各県あるいは北海道、東北、関東、中部、近畿、中国四国、九州沖縄の7つの地方を単位とし、その地方・地域の人口に応じて議員定数を決める中選挙区制を採用します。つまり、衆議院は、地域代表が選出される議会とします。
そして、参議院は全国一本の比例代表制にし、国民の様々な意見をふまえ、全国的・国際的な視点を持って、衆議院をチェックする役割を果たせる議会とします。
そして、参議院は全国一本の比例代表制にし、国民の様々な意見をふまえ、全国的・国際的な視点を持って、衆議院をチェックする役割を果たせる議会とします。
いずれにしても、今回の選挙まだまだ結果はわかりません。国民の権利としての選挙権、しっかり行使する事が大事です。
そうそう、忘れがちなんですが、衆議院選挙のときに、裁判官の国民審査を行う事になっているんですね。今回も7人が審査対象です。例えば「国民審査を受ける最高裁裁判官のアンケート回答」や「国民審査を受ける裁判官はどんな人物か」というWebページ等を参考に、予備知識をもって投票に行って欲しいわけですが、私は、×をつけたい人ばかりですけどね。とにかく、何も書かないと、信任するつもりがないのに、信任した事になるってことだけは忘れてはいけませんね。
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