2016年3月31日木曜日

東京を歩く

代々木公園の国民大集会に参加した翌日、久しぶりの東京を歩いた。宿の神田から慶応大学のある三田までを2時間近くかけて歩いたのだけれど、途中で、色んなものを発見した。その写真をアップロード!

 皇居の大手門につながる「永代通り」と「日比谷通り」の交差点近くに「日本歯科大学発祥の地」の碑がある。
 ここは、日本歯科大学の前身である「私立共立歯科医学校」が明治40年にこの地で創立された記念碑とのこと。


 
 その少し先には、『スカイバス』が停まっており、皇居乾通の一般公開めあての観光客が大勢道路を歩いており、どうやらスカイバスを使ってのバスツアーも皇居がコースに入っているようだ。

 この2階建て東京観光バスは、途中下車無しの車窓観光バス、乗り降り自由の観光バスの2種類あり、この赤いバスは車窓観光バスのようだ。



 



 そのまま南に歩くと、明治安田生命保険相互会社と看板の出ているビルがあり、写真はその重厚そうな扉を写したもの。歴史を感じさせる建物だなぁ〜。
 そこからさらに南に歩くと、帝国ホテルがありその前に『農産陳列所 蚕病試験場跡』の立て看板があった。
 明治政府は産業奨励のため、この地麹町区内山下町一丁目一番地(現千代田区内幸町)に農産陳列所を設置。当時日本の輸出品の中心は生糸であったので、明治17年(1884)4月、ここに蚕病試験場を設けて特に蚕業の振興を図ったのだということだ。
 この施設は明治19年(1886)西ヶ原(現北区西ヶ原)に移り、東京高等蚕糸学校となり、さらに昭和15年(1940)小金井町(現小金井市)に移転し、東京農工大学(現工学部と農学部の一部)になっているとのこと。



 皇居付近は大勢の人が皇居を目指して歩いていたが、日曜日ということもあって、ここまでくると歩行者の数も減ってのんびりとした時間が流れていた。


中華鍋の裏側に文字を書いて看板にしている!

東京タワー

東京タワーの近くで、マリオに扮した一団を発見

JR恵比寿駅前の『恵比寿』さまの象 

政策までアメリカに決めてもらう??

安倍政権 政策を米経済学者に聞く

安倍首相は、官邸に米国のノーベル賞受賞学者であるスティグリッツ氏やクルーグマン氏などを招いて、「国際金融経済分析会合」を開催した。趣旨は、来年4月に予定されている消費増税を延期すべきかどうかについて、彼らのアドバイスを求めることだと報道されている・・・

もし本当にそうなら、おかしな話だ。経済学者の意見を聞くまでもなく、しっかり国民と向き合い、国民生活を直視し、どんな問題を抱えているのかよく見れば、おのずから答えは見えている。

大企業減税と抱き合わせの消費税増税なんかやるべきではないことは明白だ。例えばトヨタ自動車(豊田章男社長)は、2008年度から12年度の5年間という長きにわたり法人税(国税分)を1円も払わない一方、株主には1兆円を超える配当をしたうえ、内部留保も増やしている。

こんなことが起こるのは、海外生産を08年度の285万台から12年度には442万台に増やし、428万台の国内生産を上回り、この結果、「国内で生産し、輸出で稼ぐ」という従来の姿ではなく、「海外で生産し、稼いだもうけを国内に配当する」という収益構造に変化していること、海外子会社からの配当を非課税にする制度がつくられたこと、研究開発減税などの特例措置を受けていること、「輸出戻し税」で消費税をかえしてもらえること、などなどいくつもの優遇策に守られているからだ。その結果、内部留保を増やしながら税金は払わないといった不思議なことがおこっている。

その一方で、安倍政権が発足して以来、国民の中に貧富の格差が広がり、現代社会で古典的貧困が顕在化する事態が進んでいる。さらに、貧困の姿が見えにくい現代的貧困も増加しており、国民生活は疲弊し続けている。そんな時に消費税の増税などもってのほかだ。

富めるもの、国民から搾取しているものからしっかり税金を負担させ、憲法で保障されている「健康で文化的な最低限度の生活」をきちんと保障する。そこにしっかり立脚して政策をつくっていくことが、今、安倍政権がしなければならないことなのだ。

2016年3月28日月曜日

つながろう福島! 守ろういのち! 3・26全国集会

つながろう福島!守ろういのち! 3・26全国大集会に参加してきました。
そのとき撮った写真たちです。



舞台の上では、ロックンローラーが歌ってた。なんだか、新しい感じがした。

被爆の実相を語る福島の人たち。

桜が満開!

原発No! No Nukes!のマントを羽織って!

いろんなスローガンを掲げてアピールする女性

原発嫌だといえないムードが造られているんですね!

リニア新幹線反対を呼びかける!その通りです!

こちらのおじさんも原発反対を訴える!

裏側もこんなな感じで・・

長時間ですから椅子が欲しいです。

歩道橋の支柱の壁画

反対側でも壁画の前で協議中!

ムシロ旗に要求書いて!

新日本婦人の会のひとたち

青空に『連帯』の旗がはためく!

桜の木の下で・・こちらの樹は開花はまだだね。

わが岡山民医連の隊列。デモ行進の出発待ち。

歩道橋の下を歩く取り締まりの警察官

デモが始まりました。

もんじゅ君も原発反対の応援に!

デモを歩く

すぐ前の女性が、『原発いらない』のメッセージを帽子につけて歩いていた。

2016年3月21日月曜日

因幡街道 大原宿

今日は、かみさんと一緒に県北の町、大原町へ行ってきた。ここは、旧因幡街道の宿場町で山陰と山陽を結ぶ要衝の地として古くから産業、文化の栄えた町である。

江戸時代に鳥取藩32万石池田候の参勤交代の宿となった「本陣」「脇本陣」などが現存し、歴史的に重要な役割を果した街道の面影を、今もなお遺してい る宿場町。

下の写真は、宿場町とは全然関係ないが、歩いた後に、『あわくら温泉・元湯』で風呂に入って帰ろうということになり、風呂の前に腹ごしらえということで、途中の道の駅あわくらんどで食べた『大山鶏のカツカレー』!昔、うちのおふくろ殿が作ってくれたカレーを思い出させる一寸昔の家のカレーといった感じのカレーでした。ちなみに、かみさんはざるそばを食べて、美味しい蕎麦だったと申しておりますが・・・

あわくら温泉・元湯』 は、私は何度か行ったことがあるんだけど、かみさんは初めて。何度か行ったといっても、昔の元湯のころの話で、現在の『あわくら温泉・元湯』は、2011年に廃業した元湯を、村落エナジーという会社が運営を受託し再開させたもののようです。

感じのいい若いご夫婦が中心となって運営しているようで、とても感じのいい温泉宿に変身していました。詳細は、ホームページで見ていただくことにして、私たちは二人ともとても気に入って、県北の山に行った時には、ここによって帰ろうねと話し合ったところです。



3・11を忘れない

「ロシア政府報告書」驚愕の全貌

あの震災から5年が経った。私は、東京電力の原子力発電所の事故を忘れたことはないが、すでに何事もなかったかのように日々を過ごす人が多い。

メルトスルーした核燃料が今どういう状態で存在しているのか、把握するどころか近づくことさえできないでいる。地下水を通じて海洋へ放射能が漏れ、すでに北太平洋全体に広がっていると考えられている。

安倍首相は、オリンピック誘致のプレゼンで「原発は完全にコントロールできている」と発言したが、最近になって、原発事故にちゃんと対応しているという意味でコントロールといったなどと言い出して、「詐欺だ」と批判されている。

食料品の残留放射能検査の結果など、誰も気にしていないかのように見える。昨年の秋、私の職場でも福島の桃を買って応援しようという企画があった。私は、放射能の検査をしていない桃は食べるべきではないと言ったが、食べなくても買って応援するべきだというので、一箱買わせてもらった。届いた桃をどうしようかと思っていたら、職場の女性陣がみんなで食べるというので、私の考え方はすでに伝えており、それでも食べるというので、みんなあげてしまったがやっぱり食べるのを止めるべきだったかなどと、いまさらながらに思い出すことがある。

もう5年が経ったったんだなぁ・・・長いような、短いような年月だけど、原発事故の影響は確実に人の健康を蝕んでいたのだ。それがこの毎日新聞の記事を読んでよくわかった。

まだ5年・・・これからもっともっと癌が増えてくるのだろう。それでも原発事故との因果関係はないと言い張るのだろうか。

経歴詐称

何某の経歴詐称がテレビマスコミを賑わせている。何で詐称する必要があるのか・・・

私の見立てはこうだ。押し出したいと考えている事務所、もしくはテレビマスコミそのものが、何某というキャラクターを創ろうとしたのではないかということだ。そのために、単なるコンサルタントでは物足りないということで、学位やMBA取得を事実であるかのように経歴書に書かせた・・・

テレビマスコミはそのくらいのことはやりかねないというのが私のこの間のテレビマスコミの様子を観察していての結論だ。

マスコミの商業主義は、登場させる人物の実力よりも、名前が売れているか(売れるか)どうか、際立ったキャラクターを持っているかどうか、ということを重視するようになったと思っている。そして、登場する人物もマスコミが用意した台本に基づいてその役柄を演じているように見える。

こうした傾向は、政治の世界で「小泉劇場」と揶揄された小泉純一郎さんの2005年の政治手法以降、政治の世界でも、商業マスコミでも目立つようになった。

政治の政界では、衆議院選挙に小選挙区制が導入され、2者択一的なわかりやすさが選挙戦の勝敗を決する状況を生み、25%程度の得票率で議席数では安定多数を確保する事態を生んだ。小選挙区制導入以降、政治にきめ細かさがなくなった。民主主義と言いながら、熟議せず、数を頼りの多数決主義が立憲主義を投げ捨てるところまで政治を悪くしてしまった。小選挙区制が、「小泉劇場」と呼ばれる劇場型政治の生みの親だと言ってよい。

そしてその政権与党のマスコミ対策の中で、政権に取り込まれた商業マスコミが劇場型の番組作り、登場人物のキャラクターづくりをやってきたのではないか。そうしたマスコミの昨今の番組作りが何某の経歴詐称につながっていると私は見ているのだがうがった見方だろうか?

2016年3月14日月曜日

日本語

日本語は非言語情報を捉える力を育てる

静けさや岩にしみいる蝉の声
この俳句を美しいと感じる感覚は日本語を母語としない人には持ち得ないだろう・・

日本語は全ての言葉に母音がついている・・他の言語には見当たらない日本語独特のものなのだそうです。そして、日本語以外の言語圏の人は、母音を右脳で処理するのに対し、日本語にとって重要な母音を日本人は左脳で処理しているとのこと。さらに、自然の音も”母音的なモノ”として左脳で処理するのですね。

そのほか動物の鳴き声、波、風、雨の音、小川のせせらぎまで、日本人は言語脳で聞いているといいます。これは山や川や海まで、ありとあらゆる自然物に神が宿り、人間はその一員に過ぎないという日本古来からの自然観に合致し、もしかしたらそうした日本人の自然観が自然の音を言語的なメッセージとして聞かせているのかもしれませんね。

日本古来からの自然観が、鳴き声や自然にある音を日本人がどう聴いているのかという聴き方に影響を与えている・・なんだかとても不思議な気がします。

2016年3月13日日曜日

リオ五輪代表選考

名古屋ウィメンズマラソン 田中さん日本人一位

名古屋女子マラソン、面白いレースだったね。ゴール直前のラストスパートで勝負が決まるというレース展開、最後まで手に汗握る2時間半でした。

でも、振り返ってみると陸連の設定したタイムをクリアしたのは大阪国際女子マラソンの福士さんだけだった。

代表選考基準の不透明さがいつも気になるんだよね。日本人一位で標準タイムを突破することという条件を設定しておきながら、大阪国際で基準をクリアした福士さんを、すぐに代表に選ばなかった。それ何故?

私は、基準をクリアした順に代表に選んだら良いとおもうんだよね。記録が出やすいレースを選ぶとか、駅伝シーズンとの関係で遅い時期のレースを選ぶとか、いろいろあるとは思うけど、どちらにしても同じレースで競争して上から3人を選ぶとかではない以上、結果を出してみせた順に代表とするというのは当然のことだと思うけどね。でね、標準記録を突破する人がいない場合は、3大会のレース内容で選んだら良い。その方が、ずっとわかりやすくなって、見ている方も楽しいと思うよ。

自殺者数

自殺の統計(平成27年)

平成26年中における自殺の状況

2011年まで3万人を超えていた自殺者数は2012年から減りはじめ、2015年は約24千人だった。内訳は男性が17千人弱、女性が7千人強ということで、男性が女性の倍以上という傾向は変わらない。

自殺者が一番多いのは東京都で209人、次いで大阪と神奈川が100人でこの3都府県が3桁以上となっている。逆に、自殺者が少ないのは高知県4人、鳥取県6人の2県が一桁。

H27年の自殺統計は速報的なもので数の集計だけですが、H26年の自殺の状況の方は、自殺原因の分析も含んでいる。H26年の自殺者数約25.5千人の自殺原因別人数は次の通り。
1位 健康問題:12,920人
2位 経済・生活問題:4,144人
3位 家庭問題:3,644人
4位 勤務(仕事)問題:2,227人

健康問題では鬱病などの精神的な病気とその影響が一番多く、次が、体の病気となっており病気を抱えて暮らしていくことが苦痛に感じる世の中であることが自殺の原因になっている。病気で休業となった場合、いつまでも休んでいられるわけではない。企業によって違うだろうが、うちの法人でも最長確か1年半だと記憶しているが、それを超えると仕事を辞めざるを得なくなる。健康問題と言いながら、そこにはおそらく家庭の経済問題も内包していると思われる。

そして、第2位が経済・生活問題で、これは言わずもがな安倍政権になって非正規雇用が急増し、年収200万円未満の常用労働者が四人に一人という雇用環境が原因だ。

病気や怪我、失業などの生活の困難が発生したときに、それでも安心して暮らせるための仕組みが社会保障制度だが、その社会保障制度を改悪し続けてきた政権与党に究極の自殺の原因があるのではないだろうか。そんなことを思いながら自殺統計を眺めたのでした。

2016年3月12日土曜日

高浜原発差し止め訴訟

高浜原発3・4号機運転差止訴訟 福井地裁提訴に向けて

あらためて、高浜原発運転差し止めの意義についてちゃんと勉強しておこうと思ってたときにこのウェブ頁を発見! 

原発訴訟の歴史的な考察の上に、「たとえ本件原発の運転停止によって多額の貿易赤字が出るとしても,これを国富の流出や喪失というべきではなく,豊かな国土とそこに国民が根を下ろして生活していることが国富であり,これを取り戻すことができなくなることが国富の喪失である」とした2014年5月大飯原発運転差し止め訴訟での樋口判決の意義を確認。

そして、政治的な判断を優先し樋口判決を無視する動き・・

そんな状況をふまえての原発の廃炉を目指しての提訴。

う〜ん、とても勉強になりました。

キリギリスかな?

かなり触覚が長い・・キリギリスかな!?
写真整理していて見つけた。去年の5月にかみさんの実家に帰省したおり、裏山の上にあるグランド脇の草叢で撮った一枚。

産經新聞

常軌を逸した判断・・か!?

産經新聞は、「またも驚くべき司法の判断である。これでは日本のエネルギー・環境政策が崩壊してしまう。
 関西電力高浜原子力発電所3、4号機(福井県)に対し、滋賀県の住民が求めていた運転差し止めの仮処分を大津地裁が認めた。
 高浜3、4号機は福島事故を踏まえて策定された新規制基準に合格して今年、再稼働を果たしたばかりである。
 にもかかわらず、運転を差し止めるということは新規制基準と原子力規制委員会の審査を真っ向から否定したことに他ならない。
 仮処分は即効力を持ち、関電は運転を停止する。司法判断での稼働中の原発停止は前例がない。」と主張に書いた。

その書きぶりこそ、私には信じられない。この主張を書いた人物は、311から何を学んだのだろう?

オリンピック招致のプレゼンで安倍首相は「福島原発事故の状況は完全にコントロールされており、東京に影響はない。」と発言し、東京オリンピックを引き寄せた。今頃になって、「日本は、原発のシビア・アクシデントに対応できていない、事態も掌握していない、そういう国にオリンピックは任せられないという雰囲気があった。日本の総理大臣としてそういう雰囲気を払拭できるかどうか、私のスピーチにかかっていた。事態を掌握しているという意味でコントロールしていると言ったが、ただ、我々は『収束した』とは言っていない。」ってなことを言っているようだが、なんじゃそりゃ!あきれて開いた口が塞がらないわ。そういうのを普通、詐欺というのだよ。

メルトスルーした核燃料の状態も確認できず、使用済み核燃料の処理に手もつけられず、相変わらず汚染水を垂れ流している状態で、事故の総括もできていない中で拙速に原発の再稼働に向かったのは科学的な知見による判断ではなく、政治的な思惑で無理矢理稼働を決めたのではなかったか。

高浜原発は、MOX燃料などという物騒きわまりない核燃料を使うプルサーマル発電で、送電を始めてすぐに送電設備のトラブルで緊急停止したことを見てもわかるように、安全とはほど遠い状態にあるのだよ。原子力を「人が神から盗んだ火」とした小説があったけど、人が原子力をコントロールできると思ったこと自体が、大きな勘違いだったということが福島原発シビアアクシデントの最大の教訓だった。盗んだ火は神に返さなければならない。それが私の信念になっている。

2016年3月8日火曜日

体の保守点検

先月の初めに健康診断を受けた。1か月ほどかかって結果が返ってきた。

総合判定:「 E 」 異常を認めます。再検査・精密検査を受けてください。

かなり動揺する書きぶりだよね。中を点検して行くと…

【要塞検査・精密検査】
①脂質異常症:精密検査を受けてください。
私の場合、総コレステロール=253、LDLコレステロール=184と少々高い。HDLコレステロールは48と正常範囲なのだが、LDL/HDL比は3.8となり、これは少々まずい状態だ。LH比2.5を超えると血栓ができている可能性があると言われるわけだからそれをかなり超えている。

総コレステロール=LDLコレステロール+HDLコレステロール+(中性脂肪÷5)
総コレステロールを下げるためには、LDLコレステロール値を引き下げることが大事だね。

LDLコレステロールは何故増えるか・・コレステロールの70〜80%は肝臓で合成される。摂取カロリーが増えるとコレステロールの体内合成が促進され、LDLコレステロールが増える。基本は、食べ過ぎないことだね。わかっちゃいるけど旨い物に目がないのよね…

ならば、コレステロールを減らす食品を意識して摂ることにしようか。植物性たんぱく質(大豆や豆腐など)、水溶性食物繊維(海藻、きのこ、豆、根菜など)には、コレステロールを吸着し、減らす働きがる。また、魚類 (イワシ、サバ、マグロなど)に多い不飽和脂肪酸(DHAやEPA)は中性脂肪を減らすと同時に、心筋梗塞のリスクを高める小型タイプのLDLコレステ ロールを抑制する働きがあるといわれている。毎日の食事でこうした食材を積極的に使って行こう。

さらに、LDLコレステロールが酸化すると、動脈硬化が進み血栓ができやすくなるというから、 酸化を防ぐビタミンCやEを多くふくむ食品(緑黄色野菜、ナッツ類など)をきちんと摂ることも忘れずにいきたい。

眼底検査の方で動脈硬化性変化は0だったので、まだ間に合うと思いたい。間に合ううちになんとかしよう。

②白血球増多症 精密検査を受けてください。
白血球:10,290とちょっと高め。自覚症状はなかったけれど何か感染症があったんでしょうね。CRP:0.64ということなので、発症はしなかったけどインフルエンザが職場で流行っていた頃だから…。様子を見ることにします。


【要経過観察】
①内臓脂肪型肥満の疑い:食生活、運動習慣の見直しを行いましょう。
BMI=29.4、腹囲=95cm、体重85.8kg・・めざせ78kgです。

②糖尿病の疑い:食生活、運動習慣を改善して6か月後に再検査!
空腹時血糖=119、HbA1C(NGSP値)=5.6・・HbA1cがまだかろうじて正常範囲だけど、このままいくとまずかもしれないね。摂取カロリー、運動習慣の改善が必要だとあらためて確認した。

③肝機能異常:γGTPが84と高値だった。飲酒が原因とはっきりしているので、休肝日をもうけないとなぁ・・

【軽度異常】
①正常高値高血圧(138/88)
②高感度CRP陽性
③尿潜血陽性
④脂肪肝:エコー検査で引っかかった!
⑤胃ポリープ、萎縮性胃炎:胃カメラ検査で引っかかった・・

とまあ、こんな具合で、病気との境界線の上にかろうじて立っているって感じかな・・

年に1回こうして体の状態を把握し、やれる範囲で改善の努力をすることが大事なんだよね。

政治と金

田母神事務所強制捜査の衝撃

なるほどと思いながら、このページを読ませてもらいました。色んな意味で著名な方ですから、否が応でもその去就は気になりますよね。東京都知事選挙に立候補したときにはとても驚きましたし、選挙戦を闘う体制や選挙資金集めなど力のある方なんだなと正直に思っておりました。

選挙資金として集めた寄付金約1億3200万円の内、5000万円にも及ぶ巨額の使途不明金疑惑が浮かび上がったということで、東京地検特捜部が強制捜査(業務上横領容疑)にはいったわけですが、田母神さん結局、政治家ではなく政治屋だったということですか…

色んな考えがあっていい、みんなちがってみんな良いというスタンスなので、田母神さんの主張も、なるほどそういう考え方もあるのだなと思って読んだり、聞いたりしていましたが、使途不明金5千万円云々というようなことで司直の手が入るというようなことではその政治的な主張が急激に色あせてしまい、その価値を失くしてしまうと思うんですね。

というようなわけで私にとっても結構衝撃的なニュースでした。

2016年3月7日月曜日

空腹で

朝のニュースで高齢者の万引きが増え、しかも、以前は高級品が狙われることが多かったが、今は、食料品などが多いという。

万引きGメンに捕まった男(63歳)は所持金1,000円、これで給料日までの4日間を過ごすのだという。食事は、昨日カップ麺食べただけ・・・で、空腹でおにぎりを万引きしてしまったと言っていた。万引きGメンによると、こうした金がなくて、空腹で盗ってしまうというケースが増えているという。

これが日本の現実なんですね。年金で飯が食えない、定年後の再雇用の給料が低い、新自由主義による貧困の広がりの深刻さの表れだ。テレビのコメンテーターは、モラルの低下を指摘し、これは社会の問題ではないとしていたが、私はモラルの問題ではなく社会問題だと思う。豊かな社会だと思われている日本で、実は、目に見えない形で貧困が広がっていて、まじめに暮らしている人たちが食うに困るという現実がひろがっているのだ。

各地で開設されている「子ども食堂」も、6人に一人といわれる子供の貧困に対して、地域で何とかしようという取り組みの一つだ。数百円でおなか一杯食べさせてくれるということで全国に広がったが、その数百円が出せずに子ども食堂に行けない子もいる。学校の給食が唯一のまともな食事という子どもが夏休み明けにげっそりやせ細って学校に戻ってくるという話を聞いたりすると本当に心が痛む。

何回も書いているが、日本国憲法第25条は、すべて国民は健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有すると定めている。昨日、カップ麺食べただけで、あと何も食べることができず、スーパーでおにぎりを万引きせざるを得ないところまで追い込まれてしまったり、学校給食がない夏休みにげっそりやせ細ってしまう子供たち、これは、明らかに憲法で定められた生存権の侵害だ。その憲法25条は、第2項でこう規定している。「国は、すべての生活部面について、社会福祉、社会保障及び公衆衛生の向上及び増進に努めなければならない。」と。スーパーでおにぎりを万引きしなくてもちゃんとした食事が摂れること、夏休み中にも子どもの必要な栄養がちゃんと摂取できること、それは国がその責任において保障しなければならないことだと憲法に書いてある。

一方で、憲法で権利として定められている国民生活をないがしろにしながら、もう一方で、戦力不保持を誓った憲法9条を持ちながら軍事費には5兆円も使う。古くなった武器は外国に輸出し、新しい武器を次々に導入する。沖縄に基地を押し付け、他国に例を見ない多額の思いやり予算で米軍を優遇し、TPP反対の公約を投げ捨ててまで強引にTPP協定を推進する。アメリカが風邪をひくと日本がくしゃみをするといわれるような関係をさらに進めていこうという政権与党の真の狙いは、アメリカの51番目の州となることなのではないか。本気でそんなことを考えてしまう。

それにしてもテレビマスコミのレベルの低さにもあきれ果てる。食うに食えずにおにぎりを万引きすることと、転売目的で高額製品を万引きすることの意味の違いを理解しろよといいたい。食うに食えないところまで追いつめてしまったのは社会の問題だろう。そこを見ずに、モラルの低下だとほざいたところで何も状況は変わりはしない。もちろん万引きが良いことだと言っているわけではないよ。社会の仕組みとして、おにぎりを万引きしなくても、命を明日につなぐための必要な栄養は、すべての国民が等しく摂ることができるようにしようよ、と言っているのだ。

なんだか朝から腹の立つ話を聞いた・・

食事から摂取するエネルギーの指標

日本人の食事摂取基準(2015年版)

エネルギーの指標は、従来の基準では、年齢や性別、身体活動レベルからエネルギー必要量を決めており、例えば40歳代男性は1日2,300kcal、女性は1,750kcalが適当などと定めているが、小柄な男性や高身長の女性などには対応できていない。

また、2型糖尿病などの生活習慣病の改善や重症化予防では、体重の減少が推奨されており、エネルギー摂取量を過不足なく調整するだけでは不十分だ。加齢にともない食事や身体活動も変化することから、ライフステージに合わせた基準を示す必要もある。

そこで、2015年度から採用される新しい基準では、望ましいBMIの範囲を維持できる食事量を基準とした。目標とするBMIは次のように設定された。

18歳~49歳・・「18.5~24.9」
50~69歳・・「20.0~24.9」
70歳以上・・「21.5~24.9」

測定されたBMIが、目標範囲を下回っていれば「不足」、上回っていれば「過剰」として、目標範囲にとどめるように体重を改善することを勧める。国内外の論文をもとに総死亡率が低いBMIの範囲などを検討した結果、年齢が高くなるほど栄養状態が悪い人の割合が増え、筋肉量の減少(サルコペニア)の危険性が高まることが判明した。転倒予防や介護予防の観点もふまえ、50歳代以上はBMIの下限を上げた。

ちなみに、私のBMIは26を超えています。体重を落とさなければいけませんね。

はい、すでに医師から78kgを目指しなさいと言われております。現状は84kgですから、▲6kg!!これが、なかなか落ちないんだわ・・

2016年3月6日日曜日

日本は死の商人となるのか!?

防衛装備庁、中古武器輸出検討

これ、1月1日付の『東京新聞』なんだけど、こんなことが書いてある。

「国産の中古武器を無償や低価格で輸出できるようにするため、防衛装備庁が法整備を検討していることが分かった。武器輸出を原則認めた二〇一四年春の政策転換を受けて進む輸出の仕組みづくりの一つ。同庁装備政策課は新興国を念頭に「関係を強化して安全保障環境を安定させる上でも、新たな法整備は必要だ」とするが、「日本周辺国の軍備増強を助長する」と懸念する声もある。
装備政策課によると、防衛装備移転三原則の閣議決定を受け、安全保障や災害救援活動などで防衛省が支援している新興国から、自衛隊が使用する装備の提供を求める声が高まっている。要請している国には、東南アジア諸国連合(ASEAN)の加盟国や南アフリカ、ブラジルなどが含まれているという。」

これが現実になれば、日本人が造った武器によって世界のどこかで人が死ぬことになる。戦後70年にわたって歩んできた平和国家の道が、いよいよ過去のものになってしまうのか・・

実際に、どんな会社が武器を造っているのだろう・・・インターネットって便利なもので、簡単に調べられるんだね。

ちょっと調べただけでも次のような企業が出てきた。

三菱重工・・戦車
石川島播磨重工業・・護衛艦
川崎重工・・対潜哨戒機
東芝・・短距離地対空誘導弾
富士重工・・対戦車ヘリ
豊和工業・・ライフル
日立造船・・水際地雷敷設車
日本飛行機・・輸送機
神戸製鋼所・・浮橋
大原鉄工所・・雪上車
・・・・・・

こうした大企業からの要請を受けて、これらの企業の利益追求のために、日本の国益はちょっと置いておいて、武器輸出を認めていこうということなんだね。当然、見返りを期待してのことなんだろうけれど、なんだか政治家のあさましさを見ているようで嫌ですね。

『パンセ』を読む

人間は一本の葦にすぎず、自然の中のもっともも弱いものだ。しかしそれは考える葦である。それを押しつぶすには宇宙全体が武装する必要はない。ひと吹きの蒸気、一滴の水で、それを殺すには十分だ。しかし、たとえ宇宙が人間を押しつぶそうと、人間は自分を殺すものよりなお高貴であろう。なぜなら人間は自分が死ぬこと、そして自分に対する宇宙の優越性を知っているのだから。宇宙はそんなことは何も知らない。

われわれの尊厳のすべては、だから思考(パンセ)のうちにある。われわれが立ち上がらなければならないのは、まさに思考からであり、われわれが満たすことができない空間的広がりと時間的持続からではない。だから、よりよく考えるように努めよう。そこにモラルの原理がある。

考える葦。―― わたしが自分の尊厳を探し求めるべきところは空間的広がりにではなく、わたしの思考の規則にである。土地を所有しても尊厳は増しはしないだろう。空間的広がりによって、宇宙はわたしを包み、わたしが空間のなかの一点にすぎないかのようにわたしを呑み込む。思考によって、わたしは宇宙を包む。


う~ん、実に面白い。初めて読んだ時とは、また違った感じを味わっている。

2016年3月5日土曜日

辺野古基地移設問題

辺野古訴訟は、和解が成立する見込みとなったようですね。とりあえず工事が止まるということで、現場で奮闘している皆さんも一息つけるのでしょうか・・

裁判長が出した「暫定的」和解案は次のような内容だった。

(1)国は代執行訴訟と行政不服審査法による審査請求を取り下げ、埋め立て工事をただちに停止

(2)国と県は違法確認訴訟などの他の手続きの判決まで円満解決に向けた協議を行う

(3)別訴訟の判決が出た場合、国と県は結果に従う

安倍さんは、和解案をのむ一方で「辺野古が唯一」と語っており、まだまだ予断は許さない状況ですが、まず埋め立て工事が止まったこと、そして他の手続きの判決まで円満解決に向けた協議を行うことになったことは良いことでしょう。

ただ、おそらく円満解決にはならないのでしょうね。安倍さんに沖縄の人たちの声を聴く気がないからね。

2016年3月4日金曜日

気候変動

レオナルド・ディカプリオのオスカー賞受賞スピーチ

気候変動は現実に起きており、最も緊急性のある脅威であり、私たちすべての種が直面する重要な課題だ。

私たちの子供たちや、そのまた子供たちの声が強欲な政治家によってかき消されているが、巨大な汚染者たち・巨大企業のためでなく、すべての人、世界のすべての地域で気候変動による影響を受けている人たちのために活動する指導者を支援しなけらばならない。

地球が今おかれている状態を当たり前のものだとせず、地球温暖化の問題に対して私たちみんながいっしょに行動し解決に向けた努力をしていかなければならない。


なかなかしっかりしたスピーチですね。モデルとの浮名をはせてきた彼の本当の姿を少し見損なっていたのかもしれません。

2016年3月1日火曜日

認知症高齢者の家族に監督義務無し

認知症高齢者JR事故、家族に監督義務無し

最高裁第三小法廷(岡部喜代子裁判長)は1日、介護する家族に賠償責任があるかは生活状況などを総合的に考慮して決めるべきだとする初めての判断を示した。その上で、今回は、妻(93)と長男(65)は監督義務者にあたらず賠償責任はないと結論づけた。

高裁では妻の賠償責任が認められており、このまま高裁判決が支持されたら、認知症高齢者の介護に大きな影響が出ることが予想された。つまりこうだ。一寸目を離した隙に外出してしまい、その外出先でなにかトラブルを起こしてしまった場合に、家族や施設側に監督責任が問われることになったら、施設では認知症高齢者を閉じ込めておかざるを得なくなる。それが原因で認知症がさらに進行するので、結局、認知症高齢者の尊厳は護れなくなってしまうというわけだ。

最高裁判決は「賠償責任があるかどうかは(単に家族だからということではなく)、生活状況などを総合的に考慮して決めるべきだ」との判断が出されたわけで、認知症介護の実態を考慮した判決だと思う。

憲法9条

幣原喜重郎元首相が語った日本国憲法 - 戦争放棄条項等の生まれた事情について(みんなの知識 ちょっと便利帳)

改憲勢力が押し付けられた憲法だと言っているが、押し付けられたという形をとったが、実は、幣原首相が提案したものだということが書いてある。
中国の南沙諸島での人工島建設や、北朝鮮の核実験・ミサイル発射など理由に、今まさに戦争が起こり、それに日本が巻き込まれそうだからと、安保関連法の正当性を主張しているが、幣原元首相の発言を読んでみて欲しい。今の情勢の下でも、この発言は、とても重要な視点を与えてくれる。

「僕は第九条を堅持することが日本の安全のためにも必要だと思う。勿論軍隊を持たないと 言っても警察は別である。警察のない社会は考えられない。殊に世界の一員として将来世界警察への分担負担は当然負わなければならない。しかし強大な武力と 対抗する陸海空軍というものは有害無益だ。僕は我国の自衛は徹頭徹尾正義の力でなければならないと思う。その正義とは日本だけの主観的な独断ではなく、世 界の公平な与論に依って裏付けされたものでなければならない。そうした与論が国際的に形成されるように必ずなるだろう。何故なら世界の秩序を維持する必要 があるからである。若し或る国が日本を侵略しようとする。そのことが世界の秩序を破壊する恐れがあるとすれば、それに依て脅威を受ける第三国は黙ってはい ない。その第三国との特定の保護条約の有無にかかわらず、その第三国は当然日本の安全のために必要な努力をするだろう。要するにこれからは世界的視野に 立った外交の力に依て我国の安全を護るべきで、だからこそ死中に活があるという訳だ。」

 「これからは世界的視野に立った外交の力に依りて我が国の安全を護るべき」という指摘に拍手を送りたい。私も、全くその通りだと思っている。安保関連法などに頼ることなく、徹底した外交努力で日本の平和と安全を守る、それが、戦争の20世紀の反省に経ち、平和の21世紀を作ろうと願っている世界の諸国民の共通の念いではないだろうか。