2016年7月31日日曜日

都知事選挙

 東京都知事選挙の結果には驚いた。小池百合子さんが思ってより早い時間で当確となったからだ。鳥越さんに対する謀略的な中傷記事が週刊誌に掲載されたり、早々と小池さん有利のマスコミ情報が流され、都民の選挙への関心が急速に薄れていったり、自民党公認の増田さんの選挙応援に自民党総裁の安倍さんが一度も行かなかったり、小池さんに有利な状況が作られて行った様子を見ていると強いんだろうなとは思っていたが、ちょっと大きな差となったのかな。

 石原さん、猪瀬さん、舛添さん、小池さんと結局同じようなカラーの人が都知事を担うことになった。この流れは強い流れなので、そう簡単には勝てないとは思っていたけど残念だった。

 でも、これからが大変だ。「これまでにない都政」を実現すると云っているようですが、一体何をやるのか、背筋が寒くなるような空恐ろしさを感じるのは私だけでしょうか?

 例えば子育て、保育園の待機児童ゼロをめざして規制緩和するといっており、一人当たり面積の規制を緩和し何人でも定員を増やせる様にしようというようなことを考えている気がする。それで待機児童がゼロになったとしても、保育の質は後退せざるを得ないではないか。
 また、都道の電柱ゼロ化と云っていますが、結局、公共工事で経済を牽引しようということに過ぎず、都民の財布を豊かにして個人消費を増やし経済成長をめざそうという都民の願いとはずいぶん違ったものではないか。
 さらに、ライフ・ワーク・バランスの実現というけれど、働き方に係る規制をさらに緩めて企業が都合よく労働者を使う方便にしか聴こえない。
 憲法改正をめざす日本会議の要職にあった小池さんが首都東京の知事となり、先の、参議院選挙に続いて、改憲勢力を勢いづける結果となってしまって、いよいよ日本が戦争のできる国となり、実際に、海外で戦闘行為に参加するという事態が現実味を帯びてくるようで怖い……
 

2016年7月29日金曜日

子育て・教育


小池百合子の子育て・教育論

 東京都知事選挙で一番の争点になっていると云われているのが「教育・子育て」の充実だという。小池さんは、伝統的な子育てに回帰するために、まず親を教育するべきだという主張の持ち主で、「親学」に傾倒し、推進議連にも名を連ねている。

 親学は『発達障害やアスペルガー症候群、自閉症は親の愛情不足が原因で、伝統的子育てでは発生しない』という非科学的で偏った思考に染まり、障害者とその親への差別や誤解を招きかねないと批判されている理論で、そんな偏った考え方にとらわれている人物が都知事になろうというのだから驚きだ。

加悦

かみさんの実家のある与謝野町は、下水道普及率93.1%と全国の普及率77.6%よりもかなり高い。加悦町時代から整備をしてきたのでしょうね。このマンホールの蓋には加悦町の文字が見えます。大江山とその山に棲む鬼をデザインした汚水蓋が面白いのでかみさんと、姪のことちゃんと私の足を入れて撮ってみた。

2016年7月24日日曜日

ドラえもんタイプ

 先日、職場の「チームづくり、職場づくり」の学習会で、「エニアグラムで自分のタイプを知る」というプログラムがあった。エニアグラムとは、ギリシャ語で「9」の意味を持つ「エネア」と、「図」の意味を持つ「グラム」の合成語で、「9つの点を持った図」を意味する。個人の特性を9つのタイプに分類し、「自分を理解」すること、「他人を理解」しより良い関係を持つことを目的とした手法として、古代アフガニスタン王家に代々口伝として伝わってきたもので、コミュニケーションやマネジメントのスキルの一つだとのこと。

 日本では、1989年に『日本エニアグラム学会』が設立され、エニアグラムを普及する活動をしてきた歴史がある。

 今回の研修では、45の設問に応え自分がどのタイプに属するのかが示された。それによると私は、タイプⅡ(タイプⅤ、Ⅶの要素も…)に分類された。タイプⅡは、「博愛主義者」「人を助ける人」だということで「ドラえもん」タイプだと説明された。「世話好きで、親切心の塊、どこまでも人に尽くすことを喜びとし、周囲に温かい空間を作ることができる。」「謙虚で私利私欲なく働くことができる。」「人に仕えることを厭わず、弱い人、傷ついている人に積極的に関わって生きようとし、人を差別せず、どんな境遇の人でも受け入れることができる。」。そして、「やっていることに対して当然だという態度を取られることを嫌う。」「友好的な態度を無視されたり、利己的な麺を避難されることを嫌う。」……う〜ん、当たってるなぁ。

 同じくらいの点数となったのがタイプⅤとⅦなので、そちらがどんなかというとタイプⅤは「知識を得て観察する人」でシャーロック・ホームズタイプだってさ。「理性的で、思慮深く、知識豊かで、感情に流されず、客観的なものの見方ができる。」「物事を筋道立てて考えることが得意で論理的な話し方をし、めったなことで興奮しない。」…そうありたいところだなぁ、推理小説好きってのもそういう性格から来るものかね…?。そして、「能力や専門性を疑われ」たり、やっていることを「中断」されたり、「むやみに権力を行使されることを嫌う」……これも当たってるわ。特に、最後の「権力を行使されることを嫌う」…本当に大っ嫌いだから!自分の実力で勝負しろよって感じだね。

 同様にタイプⅦは「楽しさを求め計画する人」で、サザエさんタイプ。「アイデア豊富で行動的」「フットワークが軽くいつも元気に飛び回っている」「いつも前向き、好奇心旺盛」これまたその通りだわ。でもって、嫌なことは「選択の幅を狭められて袋小路に追い込まれること」「同じ仕事を何度も繰り返しやらされること」「悲観的なことを言われること」だって。確かに、自由に選べることが好きだし、職業人としても常に新しい仕事を立ち上げる場に身を置いてきたし、「超」がつくくらい楽観的だもんね。

 長い歴史の中で確立されてきた手法だけに、職員のタイプを把握するのに有効な手法のようだなぁというのが私の感想。今度、事業所の職員会議の中でこれやってみよう。何だか面白そうな結果が見られそうだ。

 今から楽しみにしておこう!!

高江にヘリパッド建設

私が何か書くよりも、この頁を読んだ方が良い。『沖縄・高江はまるで戦争です。……』

 沖縄ではこの間の選挙で、基地反対を掲げる候補者が勝ち続けている。それほど、沖縄の民意は日本政府のアメリカ追随の基地政策に反対しているのだ。日本国憲法第94条は、「地方公共団体は、その財産を管理し、事務を処理し、及び行政を執行する機能を有し、法律の範囲内で条例を制定できる。」と書いている。地方公共団体が、地方に係る財産権、行政権、立法権を有しているとちゃんと規定している。また、同95条では「一の地方公共団体のみに適用される特別法は、法律の定めるところにより、その地方公共団体の住民の投票においてその過半数の同意を得なければ、国会は、これを制定することができない。」としている。

 高江のヘリパッドは、1996年12月の『沖縄に関する日米特別行動委員会』において、米軍北部訓練場の一部を返還する条件として、建設されることになったのだが、憲法の趣旨からいえば、沖縄という一つの地方公共団体に適用される先の決定は、住民の過半数の同意を得なければ成立しないと理解すべき性質のものだ。

 それを国家権力が沖縄の意思を無視して、強権的に実行に移そうとしている。まさに、憲法違反の暴挙だ。しかも、機動隊員の殴る蹴るの暴力事件が発生し、国家権力の側にいる加害者は罰せられることがないとなれば、日本は既に民主国家ではない。こんな日本を作った張本人の安倍内閣総理大臣と自民党・公明党の政権与党の責任を追及し続けなければならないと私は思う。

 私に時間があったなら、すぐにでも現地の闘いに合流し、国の非道を明らかにしたいと強く望んでいる。私に、時間をください!

カメラが欲しい

 私は、カメラ好きだ。写真好きと書かないところに意味があって、私は、写真を撮ることはもちろん、時代を切り取った写真を見ることも好きなのだが、でも、もっと好きなのはカメラそのものなのだ。

 フィルムカメラでは、ヤシカマットという二眼レフ、ライカM3、オリンパスOM−1を所有し、デジタルカメラでは、オリンパスEー3、リコーのGXR、ペンタックスの水深10mまで耐えられるというWG−1などを持っている。フィルムカメラはほとんど出番が無くなってしまって、もっぱらデジカメ、しかもいつも持ち歩いているのはコンパクトなWG−1で、たまにGXRにマクロ・レンズをつけて持って出るくらいなので、壊れない限り要らないと云えば要らないのだが、それでもカメラが欲しくなる。ほとんど病気かもしれないと自分でも思うのだ。

 今、欲しいのは、オリンパス・ペンF、それに富士フィルム・XーPro2、どちらも古き良きカメラの雰囲気を醸し出しているところが良い。こんなカメラを見ると欲しくて欲しくてたまらなくなるのだ。

 カメラの最高峰はライカのM−3だと思っている僕に、この両機ともそのライカの雰囲気をそこはかとなく感じさせるデザインで、そのくせ内容は最新のデジカメ技術の粋を集めたカメラとなっている。こんなカメラが好きで好きでたまらない。昔なら、我慢せずに買ってしまっていたかもしれないが、今は、かろうじて我慢することができる様になった。いや、我慢というのとは一寸違うかもしれない。「今のカメラで十分でしょう」という心の声が聞こえるような感じだろうか……。だから今は、こんなカメラが欲しい!と仕様書を見たり、作例写真を見たりして、このカメラとこのレンズでこんな写真を撮ってみたいと想像することが楽しみになっている。

 それはそれで、良いものだ。

梅雨があけて

梅雨が明けて、本格的な夏が来た〜!って感じです。写真は、我が家から200mくらい西に流れる百間川を川上に向かって写したものです。百間川は、江戸時代に旭川の氾濫から岡山城下を護るため、岡山藩主池田光政公の命により築造された人工河川で、旭川放水路の別名もあります。百間川の由来となったのは「二の荒手」の幅が、堤防を含めて百間(約180m)あったことによります。正面に橋が写っていますが、その上流に二の荒手があります。

豊かな水をたたえた百間川ですが、多様な生物の宝庫でもあり、ヌートリアが泳ぎ、ウシガエルが鳴き、流れの中にカイツブリの巣があったり、イタチが小魚を捕っていたりします。

そして、百間川の両岸の河川敷の遊歩道は、私の散歩コースでもあります。

葱坊主

葱坊主!5月に玉野市を旅したときに、海沿いの公園の近くにあった畑の片隅で発見したネギの花ですね。花が咲く前の蕾の段階で、このネギの花を採ってきて、天婦羅にして食べてみてください。ほんのり苦みがありますが、塩を少々つけて食べるのがとってもGoodです。ビールのおつまみに合いますね!!

2016年7月23日土曜日

句碑

零余子の 句碑に 額づき 初音聴く(花呆)

花呆は、親爺殿の俳号である。 零余子を「むかご」と読んだ人はかなりの山菜通ですね。有名なのは山の芋の蔓にできるムカゴです。これを採って塩ゆでにしたり、ムカゴ飯にしたり、あるいは何個かを串刺しにしてそのまま天婦羅にしたり、いろんな食べ方で楽しめます。

しかし、この句の零余子は、長谷川零余子(はせがわ れいよし)という俳人を意味しているんです。長谷川零余子の句碑に拝礼しているところに、鶯の、鳴き初めでまだ上手ではない、たどたどしい鳴き声が聴こえてきた、そんな情景を句にしたものなんですね。

私は俳句をやりませんので、この句が良い句なのかどうか正直判らないのですが、俳句大会で選ばれこんな風に句碑にまでなるくらいなんだからきっと良い句なんでしょう。嬉しそうな親爺殿に誘われて句碑を拝みに行ってきました。

オオバコ

5月のある日、百間川の河川敷を散歩して見つけたオオバコの花。ヘラオオバコではないかと思うけど、植物学者ではないのでよくわからない。花自体も面白いが、こんな風に群生している様子もまた面白い。

2016年7月20日水曜日

ルパン三世その2

この歌、好きだったなぁ…中学生くらいのときに放送されたルパン三世のエンディングで流れていた。僕は、始まりの曲よりもこっちの方が好きだった。ちょっとカッコいいもんね。

庭石菖

紫色の1cmほどの小さな花、これ庭石菖です。北アメリカ原産で1890年頃に渡来した帰化植物なんですね。今や、各地に広く分布するに至っています。そうした勢いがあるからか、花言葉は「繁栄、豊富」です。

回りの小さな白い花の正体は… 何でしょうね。

 別の場所で花を真正面から写しています。

2016年7月19日火曜日

今日は、平日だけど公休!
 せっかくのお休みなので、体にいいことしなきゃということで、この暑い中歩きましたよ。日ごろの運動不足を解消したいということで、北に向かって歩き出しました。用水脇の柑橘類の葉っぱにセミの抜け殻発見!頭部のところだけ葉の隙間から日が差し込みスポット・ライトみたい。何だかいい感じでした。近くで蝉の声がやかましいくらいだったけど、この殻から抜け出した彼(?)の声も混じっているのかな…

東京都知事選挙

 東京都知事選挙が本格的に始まった。大勢の人が立候補しているんだね。最多21人が立候補って見出しが躍る。

 石原、猪瀬、舛添と同じような系統の都知事が続いてきた。今度の選挙では、どうなるんでしょうね。
 憲法改正したい小池さん、岩手県知事時代に大型公共投資に精を出しそのつけを今に残した増田さん、なぜこうした人たちが出てくるのかわかりません。そして鳥越さんも私にとっては??です。私は、宇都宮さんに出てほしかった。人にやさしい都政、「困ったが希望に変わる」都政の実現をめざしている宇都宮さんこそ相応しい。そう思っていただけに、野党統一候補が鳥越さんになったって聞いてすごくがっかりしたのだった。

 鳥越さんの演説を聞こうと集まった人の前で森進一さんが語り、本人は数分で切り上げてしまって、集まった有権者の方が不満を語っていたけど、そんなニュースを取り上げるテレビも意図的、しかしやっぱり本人が語らなきゃだめだよね。そんな姿を見てもやっぱり宇都宮さんが良かったなというのが率直な感想。鳥越さん、最も重視する公約が「がん検診100%」ですよ。今の都政の最大の課題はそこじゃないでしょう。ピントがずれまくった候補者を抱えることほどつらいことはない。

 前回の選挙は東京都民で宇都宮さんに投票してきただけに、非常に残念な気持ちです。

2016年7月18日月曜日

川蟹

今日は、かみさんと津山の古い町並みを歩いてきた。何気なく道路の脇を流れる小さな流れに目をやると、こいつがいた!町中の小さな流れに川ガニを見つけるとは思っていなかったので、一寸びっくりした。

2016年7月15日金曜日

忌野清志郎 IMAGINE

忌野清志郎さんのImagine 良いねぇこれ!原文とはちょっと違うような気もするけど、判りやすく伝えようとしているメッセージは心に染みる。

ちなみに元の詩は、こんな風に書いてある…

IMAGINE

Imagine there's no Heaven
It's easy if you try
No Hell below us
Above us only sky
Imagine all the people
Living for today...

Imagine there's no countries
It isn't hard to do
Nothing to kill or die for
And no religion too
Imagine all the people
Living life in peace

You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will be as one

Imagine no possessions
I wonder if you can
No need for greed or hunger
A brotherhood of man
Imagine all the people
Sharing all the world

You may say I'm a dreamer
But I'm not the only one
I hope someday you'll join us
And the world will live as one

2016年7月14日木曜日

ホタルうどん

備中鐘乳穴の入り口の入場券売り場の奥で食事ができるようになっていて、そこで食べたのがこれ!『ホタルうどん』です。写真では少々判りにくいですが、黄色っぽい色のついた麺が金ボタル(ヒメボタル)の金色の光をイメージしているんですね。トッピングは茄子の素揚げ、蒲鉾、乾燥トマト、揚げ、ネギ、トロロ昆布。麺の黄色はカボチャが練り込んであるのだとか、見た目は讃岐うどん風ですが、柔らかいですね。カボチャを練り込んだからでしょうか?大阪の柔らかいうどんよりは固いかもしれませんが良い勝負かもです。

でも、なかなか旨かったですよ。

2016年7月13日水曜日

備中鍾乳穴

 備中鍾乳穴、「びっちゅうかなちあな」と読むんだそうですね。「しょうにゅうけつ」かと思ってた。

駐車場の脇の大きな紅葉の木に七夕の短冊がつけられてて、これがまた「楽してお金が入ります様に」などといういかにも怠惰な願いが書かれていたりして面白かったんだわ。

入り口から200mほど坂道を下って行くと入り口になるんだけど、奇麗な森が良いね。

 鍾乳穴の入り口。後ろ姿はうちのかみさんで、かみさんの頭の上のあたりが白く霞んでいるけれど、穴から冷気があがってきて暑い外気とぶつかりあって霧状になってひろがってんだね。

 穴の入り口の階段を降りて行って振り返って撮った一枚。

中はこんな感じで結構広い。

たこ坊主って名前のついた岩。この岩ができるのにどのくらいの時間を必要としたんだろう。年5ミリとしても気の遠くなるほど長い時間をかけて成長続けてこんな形になったって考えると、凄いと思うね。
洞内の最高気温は年間通して9度!外気温は30度、洞内では長袖のカーデガンが欲しいくらいだった。これで岡山県内の主な鍾乳洞は回ったことになるかな。

2016年7月11日月曜日

アメリカザリガニ

家の近所を散歩していて発見したアメリカザリガニの躯。おそらく昨秋、稲刈りが済んで間もなく寿命が尽きたのだろう。それを半年後これから田起こしが始まる頃に私が発見することになったのだ。
まだ、アメリカザリガニが生きることのできる田んぼが街の中に残っていることに感動を覚えたのと、この田んぼはいつまで田んぼでいられるのだろうなという不安(?)を感じた瞬間だった。

2016年7月10日日曜日

選挙の結果

参議院選挙の結果を見て、色んなことを考えました。上の写真は、かみさんと備中鍾乳穴に行ったとき鍾乳穴の中から出口を写したものなんだけど、今回の選挙、上の写真のように明るい未来につながる結果になるといいなと思っていたんですよ。だけど、私の期待した結果ではなかったんですね。政権与党が改憲に必要な、参議院の三分の二の議席を確保することだけは止めたかった…

今回の参議院選挙の結果を作ってきたのは何だったのか…

私は、マスコミの果たした役割は大きいと思いましたね。投票日前には参議院選挙をとりあげるニュースなんてゴールデンタイムにはほとんどないもんね。朝のニュースだって、どこそこの公園で死体が…とか、舛添さんなんかほっとけば良いのに根掘り葉掘り穿り返したり、覚せい剤を芸人の誰がどうしたとかさ、どうでも良いことをとりあげ、くだらないニュースを垂れ流し、早々と諦め感を醸成するかのように新聞は「与党三分の二に迫る勢い」と書きました。今回の選挙、投票に参加したのは約50%でしょう。残りの50%に投票を呼びかけるような番組をつくったところはどこにもない。国のあり方を決める国会議員を選ぶ選挙に半数の国民しか参加しない…それで民主主義が貫かれているのでしょうか?

投票率が下がれば、組織されたいわゆる組織票に、少数の無党派層と云われる人たちが投票に参加するということになって、固い支持基盤を持つ自民党が強いのははっきりしていることで、結果として自民党・公明党の政権与党が過半数を確実にしたということですよね。残り半分の政治に関心を持てない人たちが投票に参加すれば、結果は全く違ったものになるかもしれないですよね。そういう意味で、まさに、マスコミが描いてきたシナリオ通りの結果だったということでしょう。

それと、18歳、19歳の若い人たちが新たに投票に参加して、若い、汚れのない正義感がどんな投票行動につながっていくのか興味を持っていたけれど、意外にも、例えば岡山選挙区で云えば、7割近くが野党統一候補ではなく自民党にいっているんですよね。この結果を見て思い出したことがあるんだけど、それは公教育の場で近現代史を教えないってこと。私は40年前高校生で大学受験を控えて勉強していたわけだけど、日本史の授業は第二次世界大戦後までで終わったと記憶しているんですよ。そこから後は試験には出ないからと…今でもそうなのかわからないですけど、きっとあまりやってないんでしょうね。捏造された歴史を平気で書くような社会の教科書があったりするくらいだから、教育の中で今の政治の問題を考えさせるようなことはないのでしょう。ちゃんと今をどう見るのかってことを公教育の中で教えることが必要だと私は思います。

もちろん、選挙制度の問題も…これについては前にも書いたけど、小選挙区制という多くの民意を切り捨てる選挙制度を採用したことに尽きます。私は、参議院は全国一本の比例代表制にして死に票のでない仕組みをつくり、衆議院は地方代表ということで各県を選挙区として県民の数に応じて議員定数を割り振る…というような選挙制度にすれば良いと思っているのですよ。こうすれば、一票の格差もなくなるし、衆議院と参議院の性格の違いもはっきりするし、国民の意見を国政につなげる仕組みができると思うんだけどどうでしょう!?

いずれにしても、これでアベノミクスの継続、TPP協定の締結、海外での軍事行動、憲法改正に向けて動き出す、などなど問題だらけの今の政策が続いてくことになります。非常に残念なことですが、国民生活の困難は更に深まることになるでしょう。黙って見ているつもりはないですが、何ができるかといえば一人の力でできることはそんなに多くはありません。市井の人たちが団結しないと日本の未来をきり開くことはできません。明日からまた頑張ろう! 

季節の写真

 蓮の花を撮りに行ったら、先客がいた。

蓮の花って、不思議ですよね。外から見ると奇麗だけど、花心を覗くとこんな感じで、何だか不気味な気がする。

横から撮るとこんなんですよ。

2016年7月9日土曜日

選挙戦最終日

 今日は、参議院議員選挙の選挙戦最終日。頼まれて日本共産党の比例区の宣伝カーのアナウンサーをしてきた。一昨日後輩たちと一杯やって、調子に乗って飲み過ぎ、クーラーの効いた居間で寝てしまい、風邪をひいて喉が痛い。昨日から風邪薬は飲んでいるんだけどスッキリしないまま早朝から共産党地区委員会の事務所へ。
 一緒にアナウンサーとして乗るのは谷ちゃん。今日は玉柏駅前からスタートする。道中、アナウンス原稿を確認。今回の選挙の争点が憲法問題であることを前面に出して、共産党らしく3つのチェンジを訴えている。最終日の原稿としては色んなテーマを盛り込み過ぎだろうと思ったが、それは私が云うことでもないので、与えられた原稿で最大限メッセージが伝わるように努力した。
 いつも上手いアナウンスだと褒められるんだけど、今日のできは最悪。声に張りも透明感もなく自分には、最初からだみ声に聞こえる。それを何とかごまかしながらこの体調でのベストを尽くす。昼過ぎの駅前の宣伝行動に氏平県議が来ており、「アナウンスが良いって、評判になってたよ。」と声をかけてきた、何とか誤摩化しが効いているようだ。でもそれで頑張りすぎたようで、昼を過ぎたあたりから傍目で聴いていてもハスキー感が混じってきて、夕方には声が出なくなった。夕方から谷ちゃん一人にアナウンスを頼むことになってしまった。
 帰ってかみさんに、「毎月1回くらい風邪をひいているんだから、歳をとって体力が無くなってきたってことを自覚しなさいよ。」とお叱りの言葉をいただく。その通りなんだけど、そんなこと認めたくないよね。免疫力を高め、闘える体をつくろうと密かに決意したのだった。

日比港の写真。堤防の先端に人影を見かけて撮った。あまり面白い写真じゃないなと思っていたけど、何度か見るうちに意外に良いかも…ってことで、ブログに載せてみた。

不味い

これ、見た目は美味しそうに見えますが、どうしようもないほど不味かった。ブログに書くのを憚ったけど、やっぱり書いておこうという気になった。
 見た目は、エッジのたった旨そうに見える饂飩が実に不味い。饂飩があきらかに茹でてから時間がかかったうどんで、讃岐うどん独特のコシも何もあったもんじゃない。どうしてこんな饂飩を讃岐うどんとして出しているのか、理解に苦しむ代物だった。
 カツ丼の方もね、主役のカツが脂身ばかりで…豚の脂身が一番旨いと思っている私にさえ、このトンカツは駄目。トンカツからあの独特の美味しい香りがしない。味はちょいと塩っぱすぎ、それでも饂飩よりはましだったので、一応全部食べたけど凄く残念感のあるお昼ご飯となりました。昼食の時間を少し過ぎた時間だったので、そんなことになったのかもしれないけれど、それにしても酷すぎた。

で、これが店内ね。お店の名前は「手打ちうどん さぬきや」。高松から高知市に向かって高速道路を使わずに行こうとすると、たぶんここを通りますよ。香川県から徳島県に入ってすぐのあたりです。

2016年7月4日月曜日

4月の写真だけど

 4月、例年通り第3金曜日に高知に行ってきた。ご存じひろめ市場、名前の由来は土佐藩の家老・「ひろめしげあき」に由来するとか。キリンラガービールのコマーシャルに書いてある「たっすいがは、いかん!」の意味が今イチ良くわからない。張り合いがないとか、手応えがないという意味らしいが、感覚的にどんなモノなのか今イチわからん。

ひろめ市場入り口の左手の壁には馬路村のコマーシャルが・・ちょっと足を伸ばして馬路村に行ってきたけど、遠かった。しかも一本道で、帰りは安田町に戻って高知市方向に走り高速道路に乗るかした道を通るかだけど、いずれにしても馬路村はおそろしく行きにくい場所にあることは間違いない。 でも、柚子ポン酢は旨いね!

高知城に登っていくと山内一豊の妻の象が立っている。

夕方、暮れなずむ頃の高知城・・高知城は本丸の建造物が完全に残るお城なんだなぁ。名城の一つだね。

2016年7月3日日曜日

利用者の思いに応える

7月1日から通所介護事業所の管理者をおおせつかった。これからどんな通所介護事業所を作っていこうか考えた。

まずは、何をさておき通所介護事業所で提供するサービスの質を引き上げることが必要だ。デイサービスの現場は人手不足で利用者さんの要求にちゃんと応えているかといえば必ずしもそうなっていないというのが現実。そこを何とかしないといけないと思う。利用者さんのニーズにどう応えるのか、ニーズの把握が正しくできているのか、常に気配りしておかなければならない。

何よりも、ここに来て良かったといって帰ってもらえるようなデイサービスにしなきゃいけないと思う。女性の利用者はみんなで一緒に楽しむことができるけど、男性の利用者はみんなで何かをするということができない人が多い。 人手不足の中で、男性の利用者が放っておかれる場面を見ることが多い。また、レクにしても1日に一つのメニューということが多く、そのレクが好きな人が集まってくる。それ以外の人たちが放っておかれることになっていないか気になるところだ。

利用者一人ひとりの機能訓練も、けっして十分に取組めているとは云えない。機能訓練は、機器があれば良いというものでもない。その利用者が居宅で暮らし続けるために残していかなければならない能力が何で、それを残すためには何が必要なのかをはっきりさせなければならない。ICFの視点で通所介護計画・個別機能訓練計画を作成し、一人ひとりに応じた介護サービスが提供できるようになることが求められている。

まずは、利用者さんと話をすることだ。お一人ひとりが何を求めてデイサービスの来ているのかを理解すること、そして、その思いに応えること、応える努力を続けること、それが一番大事だと思う。