2016年1月29日金曜日

天皇さんのフィリピン訪問

「先の対戦、深く心におく」

天皇さんは、フィリピンの歓迎の晩餐会で「昨年私どもは、先の大戦が終わって70年の年を迎えました。この戦争においては、貴国の国内において日米両国間の熾烈な戦闘が行われ、このことにより貴国 の多くの人が命を失い、傷つきました。このことは、私ども日本人が決して忘れてはならないことであり、この度の訪問においても、私どもはこのことを深く心 に置き、旅の日々を過ごすつもりでいます。」と発言された。

この発言をお聞きして、安倍首相の集団的自衛権の容認から国際平和支援法新設を含む安全保障関連法案の成立過程に見られる日本の戦争に対する考え方との間に大きな乖離を感じざるを得なかった。

天皇さんの発言には、日本国憲法にこめられた「政府の行為によつて再び戦争の惨禍が起こることのないやうにする」ことの決意がこめられていて、好ましくお聞きすることができたが、その真意に、「戦争法」の成立と安倍政権のファッショ的な性格に対する国際的な懸念、東アジア地域の不安を少しでも払拭したいというお気持ちがあったのではないかというような気がしたのだ。

少々深読みし過ぎだったかもしれないが、安倍政権を構成する面々には、よく噛みしめていただきたいお言葉だと思いますよ。

責任のとりかた

甘利大臣が現金受け取りを認め大臣を辞任

甘利大臣は「閣僚のポストは重いが、政治家としてのけじめをつけること、自分を律することはもっと重い。政治家は結果責任であり、国民の信頼の上にある。何ら国民に恥じることをしていないとしても、私の監督下にある事務所が招いた国民の政治不信を『秘書のせいだ』と責任転嫁することはできない。それは私の政治家としての美学、生きざまに反する」と記者会見で発言したとのこと。

潔いという見方が多いようだけれど、僕は、潔いとは思えない。自分のしてきたことを「何ら国民に恥じることをしていない」と評価しており、口利きで金をもらってきたことを悪いと思っていないし、そのことを反省もしていないからだ。

口利きは政治屋ビジネスと批判されているが、ビジネスで議員をやっている人は政治家でなく、政治屋だと僕も思っている。そして、甘利さんは政治屋だったということだ。国民が期待しているのは、どの政党に属していても本当の政治家だ。その意味で、甘利さんは自分の歩むべき道をどこかで誤ってしまったのだろう。そしてそれはご本人の矜持に反して、ご本人の政治家としての哲学を歪めてしまうほどに、ご本人の心を蝕んでしまったのだろう。だから政治家としての善悪が判断できないようなことになってしまっている。

そのことに気づき、大臣辞任で済ませず議員を辞職することが甘利さんの正しい選択肢だった。それが政治屋から政治家に戻る唯一の道だった。そのチャンスを自ら逃してしまったのではないか。僕は、今回の顛末を見ていてそんなことを考えたのだった。

2016年1月26日火曜日

謀略だ!・・でも事実ですから

賄賂疑惑!甘利大臣の原発利権と無責任体質

甘利明経済再生担当相は21日午後の参院決算委員会で、自らをめぐる金銭授受疑惑について「大臣室に秘密に録音機を持ってこられた。衝撃、ショックだ」と神妙に語った・・

SNSでも北朝鮮の謀略だとか、嵌められたとか、言っている方もいますが、僕はそうは思わない。渡した側の気持ちになれば、保険をかけたってことでしょう。金だけとって約束の履行をしてもらえなければ捨て金になってしまうわけだから、そのくらいの保険をかけておくくらいしっかりした会社じゃないとねぇ。

それにね、 甘利さんが金を受け取ったって言う事実は変わらないからね。そこがけしからんわけですよ。「自民党は、買春、セクハラ、SM変態、公費ネコババ犯罪議員の養成所」などと書いているホームページも見たけれど、一寸書きすぎてるという感じもしないでもないが、事実を少し扇動的に書いているだけのこと。書かれていることは違っちゃあいない。いい加減に、こういう輩を大臣やらに選ぶのは止めてもらいたいものだ。これだけ問題が噴出して来ると、国民は清廉潔白な政治家を求めるものですよ。

今度の国政選挙では、こういう人を選んじゃいけないと思うけれど、意外に、こういう方が選挙では負けないんだよなぁ。困ったもんだ。

2016年1月24日日曜日

宜野湾市長選挙開票へ

宜野湾市長選、開票へ

 宜野湾市長選の投票率は、68.72%とのこと。関心の高さを物語ってますね。前回の投票率を約5%上回ってます。これから開票作業に入り、結果が出るのはおそらく夜中ですね。

 ん、ん・・夜中だと思っていたら、もうNHKが現職に当確を出したぞ!!まだ、21時を過ぎたばかりなのに、そんなに大差だったのか??

 まったく予想と違う結果に、唖然として声も出ない。

 いいのか沖縄!それで・・・

宜野湾市長選 開票結果



オール沖縄

いよいよ明日が宜野湾市長選挙の投票日ですね。赤旗の主張が面白いのでリンクをはっておいた。

宜野湾市長選挙 「オール沖縄」の勝利へ支援を


期日前投票が前回よりも7千票も多く、関心の高い選挙になっているとの報道もあるが、結果を楽しみにしている。

この間、普天間基地の辺野古への移設推進を掲げた候補者は勝っていないが、現職は、推進とも反対とも明言せず、ディズニーリゾートでの人気取りに躍起だ。普通ならばそれだけで駄目だろうということだが、「賛成」か「反対」か、というわかりやすい構図になっていない分だけ、もつれるのかなという見方もあるようで、どういう結果になるか興味深い。

政権与党は、「選挙結果が辺野古への基地移設に影響は与えない」といっているが、そんなことはない。やりにくくなることは間違いないのであって、そういう状況をまずは作り出すことが大事だと思う。そして、県議選、参議院選と基地建設反対派が勝利していけば、辺野古への基地移設は止めることができる。

いずれにしても選挙の年の最初の注目選挙であり、今晩の開票結果を楽しみに待つことにしよう。

2016年1月21日木曜日

マスコミ

ジャーナリストの(ここクリック⇒)「マスコミ」批判。まったく同感だ。

マスコミニケーションとは、マスメディア(具体的にはテレビ、ラジオ、インターネット、新聞、雑誌、書籍など)を用いて、不特定多数の大衆(マス)に大量の情報を伝達することであり、マスコミはそのマスコミュニケーションの略語である。

一方で、ジャーナリズムとは「新聞・雑誌・放送などで、時事問題の報道・解説・批評などを行う活動」をさし、大量の情報を伝達することを意味するマスコミとは少々意味合いが異なる。マスコミは仕組み、ジャーナリズムは伝える内容に関わっている。

マスメディアを通じてのジャーナリズムというものも成立する可能性はあるのだろうが、マスメディアの所有者が誰かを見れば、 そりゃあもう、マスコミに国民の立場に立った、本当の意味でのジャーナリズム、ジャーナリズムの精神を求めるのは無理というものだ。

マスコミを経営しているのは私企業であり、その株主は、財界人ということになる。政府・財界がほぼ一体のものとして動いている様子を見れば、政府・財界の闇を暴くというような大問題でなくても、政府・財界批判がマスコミを通じて伝達されることなどありえないだろう。

ましてやNHKは公共放送といいながら、実権を握る経営委員会の人事権は内閣総理大臣が掌握しており、時の政権の意にそぐわない内容の番組が作られるはずはない。そんなNHKの受信料を国民が負担しなければならないわけで、受信料を強制するなら経営員会のメンバーは公選制にするべきだと僕は思うのだ! 

2016年1月19日火曜日

『核兵器禁止』に背を向ける安倍内閣

北朝鮮核実験に対する安倍首相の声明

 安倍首相は、北朝鮮が水爆実験に成功したという報道を受けて声明を発表した。その声明を読んで一番「なんじゃこりゃ??」と思ったのは、「 今回の北朝鮮による核実験の実施は、国連安保理決議第2094号を始めとする関連安保理決議に明確に違反するものであり、国連安保理の権威に対する重大な挑戦である。加えて、核兵器不拡散条約(NPT)を中心とする国際的な軍縮・不拡散体制に対する重大な挑戦である。」という部分。

 昨年NPT再検討会議に向けてオーストラリアが核兵器禁止を呼び掛け国連全加盟国に配布した文書について、米国が「核の傘」への影響を理由に日本を含む同盟国などに不賛同を働き掛けていた。そして安倍首相はその働きかけに応え、オーストラリアの呼びかけに対して「いたずらに核保有国との関係に溝を作り、一歩も理想に近づくことにならないアプローチは取らない」と述べて、事実上、賛同しないという立場を明らかにした。
 核兵器禁止条約への態度表明を迫られた格好だったが、日米同盟を重視し「ノー」で応じる展開となり、広島や長崎の被爆者を含む核兵器禁止条約制定を求める全世界の人たちに落胆を与えたのだった。

日本政府は核禁止めざす「オーストリアの誓約」に賛同せず-安倍首相

  自分のことは棚に上げて、北朝鮮を非難する・・それが唯一の被爆国を代表する首相であっていいのか!!と強く言いたいわけですね。

インフルエンザ

インフルエンザの流後期に入ったというニュースが流れてきた。毎年、毎年、繰り返される年中行事のように今年も忘れずにやってきた。例年12月から流行期に入るのが1か月遅れている。今年は来ないのかと思っていたのに、来た。

僕は、すでに何度かインフルエンザに罹患しており、免疫を持っている。昨年の正月、37度ほどの微熱と節々の痛み、全身倦怠感に襲われ、「しまった!インフルエンザか!?」と心配になったが、一晩寝て起きたら症状は寛解しており、結局そのまま改善したのだけれど、後から考えると、あの症状は間違いなくインフルエンザだった。

予防接種で身に付いた免疫は、一シーズンで終わりだが、天然由来の免疫は一生ものだという話を聞いた。そのことを裏付ける昨年の出来事だったのだ。

というわけで、今年も予防接種を受けずに流行期を迎えている。11月の学習会で「インフルエンザの予防接種は医療従事者のマナーだ」という話を聞いたが、それでも受けなかった。僕にいわせれば「インフルエンザの一生ものの免疫の獲得は医療従事者の義務だ」と思うのだけど、さて、本当に僕はインフルエンザに対する免疫を獲得できているのだろうか??そこが問題なのだ。

朋友

僕の朋友のOちゃんと、内山下の割烹しの原で記念撮影したときのもの。ちょうど、一年前の写真だけれど、彼は、岡山市内のゼネコンの役員を定年退職して中国に渡り、すでに10年が経とうとしている。ちなみにじゃん拳で勝っている方がOちゃんです。

最初の頃は中国の文化になじめずに苦労したようだけれど、今や、ほとんど中国人と化している。なんせ、新幹線の中で口論になったときに中国語でまくしたてるくらい、中国語での生活が普通になっているのだ。

年に一度帰ってきたときに、こんな具合に一杯やりながら旧交を温めているのだけれど、彼の凄いところは、生涯現役で中国で奮闘中だということ。中国が一人っ子政策のために日本以上のスピード感で高齢化が進みつつあり、日本で問題になっている『介護』がそう遠くない時期に中国でも大きな問題になる。そのときのために中国で介護の仕事を起こして行こうとしている。そのバイタリティは尊敬に値する。

そのOちゃんは、もうじき岡山に戻って来る。 そして、中国での仕事のために、僕のところの介護事業所で1ヶ月ほど実習をさせて欲しいという。何を隠そう、彼は、うちが昔やっていたヘルパー養成講座を受講しヘルパー資格を取った人なんだね。

中国に旅立って縁が切れるのかと思ったけれど、なんだかんだ言いながら一緒に仕事をすることになりそうで、人の縁とは不思議なものだと思っているのだ。

宜野湾市長選挙 志村さん頑張れのエールを送る

市長陣営のディズニーリゾート誘致

 宜野湾市長選挙が始まっている。おかしいんじゃないかと思ったのは、普天間基地返還後、そこにディズニーリゾートを誘致しようと言う話。
 佐喜真淳市長が昨年12月8日、菅義偉官房長官と首相官邸で面会し、ホテルを備えた「ディズニーリゾート」の同市への誘致について政府の協力を求めたという。菅氏は「ディズニーリゾートの誘致実現は非常に夢のある話。政府として全力で取り組んでいくことをお誓いしたい」と述べたというのだが、「だから辺野古への移設を呑めよ。」という心の声が漏れてきている。しかも、佐喜真市長は辺野古への基地移設については賛成とも反対ともいわないという作戦のようだ。
 ディズニーがくるといったて、ディズニーランドがやってくるわけでもあるまい。良く読めば単にホテルが建てられるだけの話だろう。そんな話に乗るわけがない。それでも勘違いする人たちは出て来るだろう。それでいくらかでも票が増えるならそれはそれでいい・・そんな選挙戦術か!?

 国と県が法廷で争うような酷い状態にある普天間基地の辺野古移設問題。県知事選挙でも、国政選挙でも移設反対派に負け続けている安倍政権。市長選挙の結果は基地移設問題には影響しないと強弁しているようだけれど、普天間基地を抱える宜野湾市の市長が、基地移設反対の志村氏となれば影響がないわけがない。だからディズニーでイメージアップして争点をそらし、ここはなんとしても現職の佐喜真市長の勝利をということなんだろうね。そんなさもしい根性では、選挙戦勝利などあり得ない。

 僕が、投票する候補者を選ぶポイントは、①政治哲学、②市民の声にこたえる政策、③一緒に酒を酌み交わしたいと思える人物かどうか・・、基本的にこの3つだ。とすると、佐喜真市長の政策は、市民の声にこたえようというよりも、自身のイメージアップを狙っただけの薄っぺらい政策であり、基地問題の解決を願う市民の声に応えようというものではないことだけは明らかだ。

 いずれにしても、僕には選挙権があるわけではないので、どのような結果になるのか楽しみに選挙戦の行方を見守るしかないのだけれど、是非とも、志村さんに頑張っていただきたいとエールを送りたい!

2016年1月18日月曜日

でっこま・ひっこま

 先日、僕の愛機を紹介した際に、木村伊兵衛さんのことを一寸書いた。そしたら思い出したことがあった。「でっこま・ひっこま」論という奴だ。若かりし頃の僕は、ちょっと写真を撮って飯を食った時期があったくらい写真好き、カメラ好きで、最盛期にはカメラ・ボディ25台くらい持ち、レンズはおそらくその3倍くらいの本数があった。で、レンズの評価をするのに、自分でも平面チャートを撮って比較したりしてたんだけど、あるとき木村伊兵衛さんの「でっこま・ひっこま」論という奴に出会った。

 レンズには必ず出っぱっているところと引っ込んでいるところがある。だから、平坦性が悪くピント位置が定まらない。ピント位置が少しでも移動すると真ん中が良くなる。そしてまた一寸動いただけで、今度は外側が良くなったりする。レンズは立体物を撮るのだから、平面チャートで撮って数値を問うてみても、レンズの善し悪しはそれだけでわかるものではない・・・といような話だった。

 この話を聞いて、目から鱗が落ちたような気がしたんだね。レンズは立体物を撮るのだから、平面チャートを撮影してそこで得られた数値で「このレンズは中心がシャープだけど、中央周辺はソフトで、隅はまたシャープになる」などと評価してみても、実際に写真を撮った時に、中央周辺がソフトだとは限らない。平面チャートの評価と実際の写真に必ずしも相関関係がないということは経験していたので、でっこま・ひっこま論が妙に腹に落ちたのだった。

 写真で飯を食えるほどの才能はなく、趣味で撮り続けてきただけのことなのだけれど、それ以後、レンズの評価などという大それたことは二度としなくなった。
 今でも、ヤシカマット124Gという6×6判、ライカM3、オリンパスOM−1と3台の フィルムカメラを持っているけれど、持ち出すことはほとんどなくなっちゃったなぁ。デジタル一眼レフもオリンパスのE−3があるけど、これも殆ど出番無し。たまにはフィルムカメラを引っ張り出して真面目に写真を撮ってみるかと思う今日この頃なのだ。

2016年1月16日土曜日

愛機

これ僕の愛機!リコーのGXR+f33㎜(1:2.5マクロ)レンズの組み合わせなんだけれど、35㎜カメラの50㎜標準マクロに相当する。

 昔、木村伊兵衛さんというライカ使いの名手がいたけど、この方がライカのM3に50㎜標準レンズをつけて常用していた。街のスナップ写真に傑出した作品をたくさん残している方だった。

 気が付けば、僕にとっても、この組みあわせがしっくりくるようになった。

 若いころは、何台もカメラぶら下げて、いろんなレンズもって撮り歩いていたけど、一つにはその体力がなくなったことと、もう一つには、意外にも、最近撮るものは、この組み合わせでほとんど足りるということなんだ。

 また、リコーのGXRは良いカメラだと思うけど、あまり持っている人はいないので、カメラ好きでも知らない人が多く、「外国製ですか」などと聞かれることがあり、そんな時、ちょっと優越感を感じることのできるカメラでもある。

 ところがこの間、僕のこの組み合わせとまったく同じカメラをぶら下げている人に出会って驚いたりした。いずれにしても、この組み合わせは、現在のところ、僕にとってはこれで十分と思わせるパフォーマンスを発揮してくれており、持ちあるのくのはほとんどこれ1台ということになっている。

2016年1月15日金曜日

初夢

めったに夢を見ない僕が、最近夢を見る。2日には初夢を見たのだけれど、その夢のことを書いておこうと思う。書いとかないと忘れちゃうからね…

僕の初夢は、福嶋第一原発のメルトスルーした核燃料が地下深くで爆発し、日本列島の全ての火山帯に影響を与え、休火山が一斉に噴火を始めるという凄い夢だった。

仕事始めの日の午後、僕の勤務する法人のセンター病院の裏手の道を歩いていると、突然の激しい揺れと同時に道路のあちらこちらから噴水のように水が噴き出した。その水に触ってみるとちょうど風呂の温度くらいの温かさで、水道管の破裂ではなく地下の温泉水が吹き出したことがわかった(そう簡単にわかるのかという突っ込みは無しね、なんせ夢だから。)。その噴き出した水が5階建ての病院よりも高く吹き出し、雨のように降って来るので近くの建物に避難したら、3年ほど前に定年退職された大学の先輩と、今、僕のところで働いている同年齢のFと、何故が20代の頃の僕の4人が一つの部屋に集まることになった。

何が起こっているのか見当もつかないまま、大地震の被害者を救出に行かなければならないと若き自分自身と二人で建物の外に飛び出し、高台にあがると岡山市街地は壊滅的な打撃を受けており、あちこちから火の手が上がり、黒い煙がもうもうと渦を巻いている。片山化学という化学工場(何故か倒れ掛った煙突にそう書いてあるのが読めたのですよ。)が化学爆発をおこし嫌な匂いが漂ってきている。

そこで事態の深刻さを再認識した僕が考えたことは、誰かを救出しに行くとかいうレベルではなく、これは一人ひとりが自分自身の身を守る努力をするしかないということだった。同時に、こういう非常事態が生じたときに、同じ市内で働いているかみさんとどうやって落ち合うかということを決めておかなかったという反省点だった。

そこで…まあ夢だからね、意外にすんなり瓦礫の山の向こうでかみさんと落ち合い、「君は方向音痴なのだから、僕が行くまで職場の近所で安全な場所を確保して避難しているように」というようなことを語る・・

そんな中途半端な夢だったんだけれど、起きてすぐに、かみさんと夢の中で語った落ち合う方法を伝えたのでした。まあ、かみさんの反応はかなりクールだったんだけどね。

ところで、精神分析のジークムント・フロイト先生ならこの夢の含意を解き明かしてくれるのだろうか??

2016年1月14日木曜日

田渕屋さん

田渕屋さんの入り口ですが、良い感じの雰囲気のある小景ですよね。
昔ながらの台所でハヤシライスをいただけるお店。福山市の鞆で出会った。別のお店で食事は済ませてしまっており、立ち寄ることはできなかったのだけれど、次の機会には、このお店でハヤシライスを食ってみたいと思っているのだ!

“税金還流疑惑”


  公選法違反のカレンダー配布、政治資金規正法違反の借入金記載漏れ問題など、醜聞続出の島尻安伊子・沖縄担当相(50)に、また新たな疑惑が浮上したそうだ。民主党の大西健介議員が、12日の衆院予算委で、税金「還流」の疑いを指摘したというので、詳細はリンクを確認!

 僕が選挙で政治家を選ぶ基準は、まずは、ご本人の政治哲学である。どんな政治哲学をお持ちの方か・・これ抜きには選べない。その方が所属している政党のアイデンティティも重要だが、それに勝るのがご本人がどういう政治哲学を持っているかだと考えている。ある政党から立候補しているからという理由だけでは、僕は投票できない。
 そして、醜聞続出の島尻大臣には、政治哲学がないと考えて良いだろう。しっかりとした政治哲学をお持ちならば、そもそもこんな醜聞は出てこないはずだと思うからだ。

 二つ目が、それぞれの立場に応じた政策を持っているかどうかだ。それぞれの立場に応じた政策という意味は、村会議員ならば村会議員らしい、県議会議員ならば県議会議員らしい、衆議院議員ならば衆議院議員らしい政策という意味で、村議会議員の選挙なのに国政選挙のような政策が並んでいても何だかピンとこないのだ。そんな候補者は、政策を作る過程で選挙民の声を聞いていないに違いないのだ。

 そして三つ目が、「一緒に酒を酌み交わしたいと思える人物かどうか」で、これが一番重要な要素だったりする。つまり、魅力的な人かどうかを問うているのであり、政治的な課題だけでなく、文化や人生を語り合ってみたいと思えるような人物でなければならないと思っている。
 酒好きな僕にとっては、そういう魅力的な人物とは酒を酌み交わしたいと思うに違いないのであり、そういう人こそ心の底から応援したいと思える人物だといえるのだ。

 というわけで、次の参議院議員選挙でも、政治哲学、選挙民の声をふまえた政策、魅力的な人柄(一緒に酒を飲みたいと思える人物)の3点を満たす候補者を応援したいと思う。

 僕が最も嫌いなのが金に汚い政治家で、政権与党にそういう類いの政治家が多いということが気のせいではないということを冒頭の記事はさし示しているのだよ。

介護福祉士

介護職員実務者研修も残りあとわずか、スクーリングをあと4回残すのみとなった。来週が介護技術の評価、その次の週が筆記試験、その後、吸引の実技評価、経管栄養の実技評価と続く。

介護福祉士になる道は、養成所を卒業して国家試験を受けるルートと、実務経験と研修を受講し国家試験の受験資格を得る道がある。実務経験3年以上と実務者研修の受講をクリアすれば、僕も介護福祉士の国家試験を受けることができるというわけだ。

高齢化が進み、人気職業かと思えばさにあらず、同期で講習を受講しているメンバーは僕も含めて7名しかいない。介護保険制度ができた直後は介護職員を目指す人たちがそれなりにいたのだけれど、高齢化を見越してこれから需要が増える介護を仕事にしようという考えが甘いことを思い知らされることになった。

仕事は厳しくもやり甲斐がある。しかし、その報酬があまりにも低い。介護事業所の経営実態調査というのを厚労省がやっているが、それを見ると全国の介護労働者の平均賃金は22万円ほどにしかならない。平均年齢は50歳に近いわけだから22万円という給与がどれだけ低いかわかるだろう。産業別ではサービス業の給与水準が最も低いレベルで、サービス業の男性で27万円程度、女性で22万円程度といわれている。例えば百貨店以外の販売店員などがその代表かもしれないが、平均年齢38歳というから同じ22万円でも平均年齢が10歳ほど違うことを考慮に入れると介護職員の給与水準の低さが際立つというものだ。さらに、介護職員の場合、男性も含む全体の平均だから、女性だけを取り出すともっと低い水準であることが想像できる。

1年ほど前、国会で安倍さんが「12,000円引き上げる」と発言し、「介護職員処遇改善加算」という仕組みの改善が行われたが、同時に介護報酬の引き下げもやったから、結局、12,000円どころか、ほぼ横ばいに近いというのが実態ではないだろうか。

本当に、高齢化社会に対応するならば、それを支える介護職員の養成と、労働条件の改善は必須の課題ではないか。僕はそう思っているのだ。

2016年1月13日水曜日

同窓会

今年は、大学の学生寮の同期の同窓会が仙台である予定。仙台は、大学4回生の時に、東北福祉大学の学生運動の支援やら松島でのセミナーの準備などで1か月半ほど過ごしたことのある街だ。その後も朋友の結婚式や、職場が所属する医療団体の会議などで何度も訪れたことのある街。そして、震災の年には勤務先の医療福祉生協連から、宮城県内の仮設住宅に送る扇風機がないということで、僕の人脈をフル活用して400台の扇風機を届けさせていただいたこともある。そして、呑み友達と呼べる人物が片手では足りないくらい住んでいる町でもある。

そんな風に随分と縁のある地域なんだなぁ・・。今年はそこで同窓会が開かれる。青春時代の無茶をやってた頃のほろ苦い記憶や、なつかしさ、いろんな気持ちが湧いてきて、なんだか待ち遠しい。

2016年1月12日火曜日

こんな本を読んだ

『捏造のロジック』
国の外郭団体である興国科学研究所に勤める研究員・円城寺は、突然センター長の呼び出しを受けた。二年前に論文捏造の疑惑で日本中を騒がせた“PAX細胞”についての論文 が、今になって再び投稿されたというのだ。当時、疑惑の渦中にいた人物たち―一人は失踪、一人は謎の死を遂げているにもかかわらず。いったい誰が、何のために疑惑の論文を投稿したのか。研究成果があがらずクビ寸前の円城寺は、文部科学省に新設された研究公正局から派遣されてきたキレ者役人・二神冴希とコンビを組み、計算科学者など秘密のサポート・メンバーとともに、捏造論文の真相に迫っていく―。といったお話・・

この話、STAP細胞の顛末を思い出しながら読みましたよ。発表直後には、生物学の常識をくつがえす大発見とされ、小保方さんが若い女性研究者であることがマスコミの注目を集め、大々的な報道もあって世間から大いに注目された例の事件ですよ。経過をおさらいしておくと・・
2014年1月の論文発表直後から様々な疑義が指摘され、半年後の7月2日に著者らはネイチャーに掲載した2本の論文を撤回しました。その後も検証実験を続けていた理化学研究所は、同年12月19日に「STAP現象の確認に至らなかった」と報告し、実験打ち切りを発表します。そして、同25日に「研究論文に関する調査委員会」によって提出された調査報告書は、STAP細胞・STAP幹細胞・FI幹細胞とされるサンプルはすべてES細胞の混入によって説明できるとし、STAP論文はほぼ全て否定されたと結論されました。

小説の主人公・二神さんではありませんが、「科学を愛してますか?」と聞いてみたい出来事ですよね。

筆者は東京大学大学院薬学系修士課程を卒業し、製薬会社の研究員をしているという兼業小説家さんのようです。この物語に登場する、円城寺さんはもしかしたらご自身がモデルなのかと思いながら読んだんですが、実に面白く最後まで一気に読み切りました。

化学は得意分野ではないのですが、大変刺激的で僕の知的欲求は大いに満たされたのでした。

強さの秘密

青山学院大学躍進の陰に理詰めの体幹トレーニング!

今年の箱根駅伝での青学、強かったねぇ。1区久保田くんがトップで襷を渡すと、そのまま一度も抜かれることなくゴールして2連覇達成だからね。その強さの秘密が体幹トレーニングにあったという記事がのってたけど、強くなるには理由があるんだよね。もちろん優勝して人気が出て強い選手が集まるっていう側面もあるのだろうけど、大学で強くなる選手もたくさんいるわけで、そこには強い選手を育てるというコーチ・監督の意思と、その強い意志にもとづく根拠のあるトレーニングの積み重ねがあったってこと。その地道な努力に拍手!!

スメハラ

お酒を飲んだ次の日、かみさんに臭いと言われることが増えてきて、歯科を受診しようと思っていたところで、気になる記事を発見。
スメル・ハラスメントなんていう言葉もあるんだね。「スメハラ」・・知らなかったわ。でも、確かにハラスメントのような凄い口臭の人がいるのはその通り。僕の知り合いの中にもクチの臭い人がいる・・、ピロリ菌が原因だった人もいたなぁ。除菌ができて酷い口臭がしなくなった。

それにしても、気をつけないといかんなぁ・・
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酒が口臭を強める

リフォーム

年末に家の台所のリフォームが完了しました。うちのマンションは都市ガスが入っており、調理器具も電気ではなくガスを選択。三連のガス台、右端のガス台は炊飯機能つきになってます。グリルを内蔵していないので排気口がありませんし、トッププレートは「親水アクアコート」という汚れを落としやすい構造になっており、日頃のお手入れが格段に楽チンになりました。
今回のリニューアルのテーマは、「楽チン」お手入れで、レンジフードも「ほっとくリーンフード」だったっけ…で、これまた日頃のメンテナンスは無茶苦茶簡単になりました。

2016年1月8日金曜日

頼久寺


「頼久寺は岡山県高梁市にある臨済宗永源寺派の寺院。山号は天柱山。本尊は聖観世音菩薩。備中西国第五番札所、瀬戸内観音霊場第十三番札所となっている。」


山門をくぐったところでお坊さんさんが数人屯して談笑していた。大きな人がいるなと思いながら近づいたら外国の方でした。話の邪魔をするわけにもいかないので、どこの国から来たのか聞きそびれたが、衣装が意外に似合っているよね。



頼久寺は小堀遠州さん作庭の日本庭園があり、僕は、その庭がとても好きなんですね。時々、出かけて行って楽しませてもらっているのです。

2016年1月7日木曜日

太田家住宅

鞆の浦を旅する…

太田家住宅、元は福山藩の御用名酒屋を務めた保命酒の蔵元「中村家」さんの屋敷で、明治時代に太田家の所有となりました。瀬戸内海の近世商家建築を代表するもので、1991年5月31日に国の重要文化財指定を受けています。
また鞆七卿落遺跡(ともしちきょうおちいせき)として広島県指定史跡(1940年指定)ともなっています。

日本の鬼の交流博物館

「日本の鬼の交流博物館」

かみさんが「こんなん出てきた!」と送ってくれた写真。 撮影場所は、福知山市の鬼の交流博物館。奥に見えるのは「世界一の鬼瓦を作ろう」を合い言葉に、『日本鬼師の会』という団体が作った重さ10t、高さ5mの鬼瓦!その手前に小さく映っているのが僕ですね。

2016年1月6日水曜日

スクーリング

毎週水曜日は、介護職員実務者研修のスクーリングの日だ。職場には公休をいただき、0930から今日は1830まで、しっかり実技研修が入っている。

この歳で介護の現場に出る予定はなかったのだけれど、全国的に介護職員の不足状態にあり、御多分に漏れずうちの職場でも訪問介護員が足りない。なんせ給料が安いからね。サービス業の女性労働者の平均賃金が、介護を除く全産業で一番低いんだけれど、男性も働く介護労働者の平均賃金はさらにそこから1万円は低い。しかも仕事はきついときたら、あえて介護の仕事を選ぶ人は限られてくる。

厚生労働省は団塊の世代が後期高齢者となる2025年に向けて「地域包括ケアシステム」を構築するのだと言っているが、おおむね30分以内に医療・介護などのサービスが必要な時に受けられるような状況には程遠いと言わざるを得ない。先に書いたように、介護職員が足りない。いくら立派な計画を作ろうともそれを実践できるだけのマンパワーがない。

そんな状況で、「猫の手も借りたい」ということで、僕の手を借りたい、猫の手よりもましだろうということになったわけだ。ということで、今日もまじめにスクーリングに行ってくるのだ!!

2016年1月5日火曜日

Yくんのこと

友人のYくんから☎があった。昨年の暮れに結婚したのだという。

僕が東京に単身赴任していたときに知り合い、何件か一緒に仕事をした。甥っ子が去年の4月に上智大学に入った時に、ちょうど単身赴任を終えて岡山に帰る僕の家財道具を甥っ子のために残しておくことにしたのだけれど、その荷物を一時預かってもらってとても助かったのだった。

それというのも、彼の親父殿の貸しアパートが甥っ子が契約した学生アパートのすぐ近くだということがわかったからなんだけど、それならば最初から彼の親父殿のアパートを借りれば良かったと思ったのだった。

というようなわけで、ずいぶん世話になった彼が、最初の恋を忘れられずにいることは聞いていたのだけれど、何と縁があってその彼女と結婚することになったのだという。嫁さんと子どもが一遍にできて、幸せそうに、にやけた彼の貌が目に浮かぶほど、☎の声は嬉しそうだった。

「おめでとう!そいつは良かった!」心の底から祝福の声をかけさせてもらった。そして、酒飲みの彼のために岡山の地酒を贈ることにしたのだった。

龍馬縁の商家

鞆の浦、桝屋清右衛門宅 http://www.konnichiha.com/masuya/

龍馬が滞在時に使っていた「隠れ部屋」が残る商家。歴史に残る家…凄いですね。その一方で、よく考えてみればわずか150年程前の話だということに気づくわけです。それでも、こういう歴史に残る場所が多く残っている鞆の町が好きになります。

年賀状

今年は、インターネットで年賀状のデザインをダウンロードし、使わせていただきました。世の中、便利になったものですね。

路面電車

岡山市内を走る路面電車の東山本線の電車です。写真の奥に緑の小山が見えますが、その手前のところが東山停留所でここがスタート地点。東山から岡山駅前までの3.1kmに10の停留所があります。
僕は、路面電車が好きなんですね。路面電車の走る風景は見ていて飽きることはありません。というようなわけで、家から歩いて出勤する途中、歩道橋の上から東山駅を出発した路面電車を写してみました。

2016年1月4日月曜日

いろは丸事件

鞆の浦を旅したときに、こんな案内表示を発見。ここは、坂本龍馬の「いろは丸」が紀州藩「明光丸」と衝突して沈没した、事件の補償をめぐって談判が行われた魚屋萬蔵宅(福山市鞆町鞆)なのですね。現在は、家屋が修復され、宿泊のほか食事・喫茶もできる施設となっていました。
談判の場で、龍馬は、万国公法を持ち出し紀州藩側の過失を追及、さらに、長崎で、民衆を煽り紀州藩を批判する流行歌を流行らせたりと、徳川縁の大藩相手にあらゆる手だてを駆使しています。最終的には、龍馬の政治力、交渉力、広範囲な人脈を駆使した、傑出した戦いの勝利となり、事故から1か月後に紀州藩が折れ、賠償金8万3526両198文を支払う事で決着したのでした。
ちなみに、8万3526両198文は現在の貨幣価値では25億円〜42億円に相当します。また、この事故は、日本で最初の海難審判事故だと言われています。

鞆は、歴史のある良い町ですね。

謹賀新年

あけましておめでとうございます。
正月は、かみさんの実家に帰省しのんびり過ごしました。写真は、かみさんのお兄さんのところの子ども二人に遊んでもらっている図です。小学校3年生の長女と4つ違いの弟の二人兄弟、「仲良く喧嘩」しながら、カルタ、凧揚げ、トランプ…下の男の子が負けず嫌いで大変でした。
今年は、4月に診療報酬改定、5月に伊勢志摩サミット、7月に参議院議員選挙と前半に重要な予定が入っています。特に、18歳選挙権が導入されて最初の選挙となる参議院議員選挙は色んな意味で注目しているところです。

それが済むと8月にはリオのオリンピックがあり、これも今年の楽しみの一つですね。

今年58歳になり、定年まで残り2年です。職業人として一区切りつくわけですが、あと2年をどう過ごすかと同時に、60歳から何をするのかも具体的な課題となってきています。やりたいことが沢山あって迷ってしまいますが、私の理想とする街を作ることを遠大な目標とし、その準備の期間と位置づけてまずは学ぶことから始めたい…というようなことを考えた新年でした。

そんなこんなで、今年もよろしくお願いします。