2016年3月6日日曜日

日本は死の商人となるのか!?

防衛装備庁、中古武器輸出検討

これ、1月1日付の『東京新聞』なんだけど、こんなことが書いてある。

「国産の中古武器を無償や低価格で輸出できるようにするため、防衛装備庁が法整備を検討していることが分かった。武器輸出を原則認めた二〇一四年春の政策転換を受けて進む輸出の仕組みづくりの一つ。同庁装備政策課は新興国を念頭に「関係を強化して安全保障環境を安定させる上でも、新たな法整備は必要だ」とするが、「日本周辺国の軍備増強を助長する」と懸念する声もある。
装備政策課によると、防衛装備移転三原則の閣議決定を受け、安全保障や災害救援活動などで防衛省が支援している新興国から、自衛隊が使用する装備の提供を求める声が高まっている。要請している国には、東南アジア諸国連合(ASEAN)の加盟国や南アフリカ、ブラジルなどが含まれているという。」

これが現実になれば、日本人が造った武器によって世界のどこかで人が死ぬことになる。戦後70年にわたって歩んできた平和国家の道が、いよいよ過去のものになってしまうのか・・

実際に、どんな会社が武器を造っているのだろう・・・インターネットって便利なもので、簡単に調べられるんだね。

ちょっと調べただけでも次のような企業が出てきた。

三菱重工・・戦車
石川島播磨重工業・・護衛艦
川崎重工・・対潜哨戒機
東芝・・短距離地対空誘導弾
富士重工・・対戦車ヘリ
豊和工業・・ライフル
日立造船・・水際地雷敷設車
日本飛行機・・輸送機
神戸製鋼所・・浮橋
大原鉄工所・・雪上車
・・・・・・

こうした大企業からの要請を受けて、これらの企業の利益追求のために、日本の国益はちょっと置いておいて、武器輸出を認めていこうということなんだね。当然、見返りを期待してのことなんだろうけれど、なんだか政治家のあさましさを見ているようで嫌ですね。

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