改憲勢力が押し付けられた憲法だと言っているが、押し付けられたという形をとったが、実は、幣原首相が提案したものだということが書いてある。
中国の南沙諸島での人工島建設や、北朝鮮の核実験・ミサイル発射など理由に、今まさに戦争が起こり、それに日本が巻き込まれそうだからと、安保関連法の正当性を主張しているが、幣原元首相の発言を読んでみて欲しい。今の情勢の下でも、この発言は、とても重要な視点を与えてくれる。
「僕は第九条を堅持することが日本の安全のためにも必要だと思う。勿論軍隊を持たないと
言っても警察は別である。警察のない社会は考えられない。殊に世界の一員として将来世界警察への分担負担は当然負わなければならない。しかし強大な武力と
対抗する陸海空軍というものは有害無益だ。僕は我国の自衛は徹頭徹尾正義の力でなければならないと思う。その正義とは日本だけの主観的な独断ではなく、世
界の公平な与論に依って裏付けされたものでなければならない。そうした与論が国際的に形成されるように必ずなるだろう。何故なら世界の秩序を維持する必要
があるからである。若し或る国が日本を侵略しようとする。そのことが世界の秩序を破壊する恐れがあるとすれば、それに依て脅威を受ける第三国は黙ってはい
ない。その第三国との特定の保護条約の有無にかかわらず、その第三国は当然日本の安全のために必要な努力をするだろう。要するにこれからは世界的視野に
立った外交の力に依て我国の安全を護るべきで、だからこそ死中に活があるという訳だ。」
「これからは世界的視野に立った外交の力に依りて我が国の安全を護るべき」という指摘に拍手を送りたい。私も、全くその通りだと思っている。安保関連法などに頼ることなく、徹底した外交努力で日本の平和と安全を守る、それが、戦争の20世紀の反省に経ち、平和の21世紀を作ろうと願っている世界の諸国民の共通の念いではないだろうか。
「これからは世界的視野に立った外交の力に依りて我が国の安全を護るべき」という指摘に拍手を送りたい。私も、全くその通りだと思っている。安保関連法などに頼ることなく、徹底した外交努力で日本の平和と安全を守る、それが、戦争の20世紀の反省に経ち、平和の21世紀を作ろうと願っている世界の諸国民の共通の念いではないだろうか。
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