東京都知事選挙の結果には驚いた。小池百合子さんが思ってより早い時間で当確となったからだ。鳥越さんに対する謀略的な中傷記事が週刊誌に掲載されたり、早々と小池さん有利のマスコミ情報が流され、都民の選挙への関心が急速に薄れていったり、自民党公認の増田さんの選挙応援に自民党総裁の安倍さんが一度も行かなかったり、小池さんに有利な状況が作られて行った様子を見ていると強いんだろうなとは思っていたが、ちょっと大きな差となったのかな。
石原さん、猪瀬さん、舛添さん、小池さんと結局同じようなカラーの人が都知事を担うことになった。この流れは強い流れなので、そう簡単には勝てないとは思っていたけど残念だった。
でも、これからが大変だ。「これまでにない都政」を実現すると云っているようですが、一体何をやるのか、背筋が寒くなるような空恐ろしさを感じるのは私だけでしょうか?
例えば子育て、保育園の待機児童ゼロをめざして規制緩和するといっており、一人当たり面積の規制を緩和し何人でも定員を増やせる様にしようというようなことを考えている気がする。それで待機児童がゼロになったとしても、保育の質は後退せざるを得ないではないか。
また、都道の電柱ゼロ化と云っていますが、結局、公共工事で経済を牽引しようということに過ぎず、都民の財布を豊かにして個人消費を増やし経済成長をめざそうという都民の願いとはずいぶん違ったものではないか。
さらに、ライフ・ワーク・バランスの実現というけれど、働き方に係る規制をさらに緩めて企業が都合よく労働者を使う方便にしか聴こえない。
憲法改正をめざす日本会議の要職にあった小池さんが首都東京の知事となり、先の、参議院選挙に続いて、改憲勢力を勢いづける結果となってしまって、いよいよ日本が戦争のできる国となり、実際に、海外で戦闘行為に参加するという事態が現実味を帯びてくるようで怖い……
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