零余子の 句碑に 額づき 初音聴く(花呆)
花呆は、親爺殿の俳号である。 零余子を「むかご」と読んだ人はかなりの山菜通ですね。有名なのは山の芋の蔓にできるムカゴです。これを採って塩ゆでにしたり、ムカゴ飯にしたり、あるいは何個かを串刺しにしてそのまま天婦羅にしたり、いろんな食べ方で楽しめます。
しかし、この句の零余子は、長谷川零余子(はせがわ れいよし)という俳人を意味しているんです。長谷川零余子の句碑に拝礼しているところに、鶯の、鳴き初めでまだ上手ではない、たどたどしい鳴き声が聴こえてきた、そんな情景を句にしたものなんですね。
私は俳句をやりませんので、この句が良い句なのかどうか正直判らないのですが、俳句大会で選ばれこんな風に句碑にまでなるくらいなんだからきっと良い句なんでしょう。嬉しそうな親爺殿に誘われて句碑を拝みに行ってきました。
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