7月1日から通所介護事業所の管理者をおおせつかった。これからどんな通所介護事業所を作っていこうか考えた。
まずは、何をさておき通所介護事業所で提供するサービスの質を引き上げることが必要だ。デイサービスの現場は人手不足で利用者さんの要求にちゃんと応えているかといえば必ずしもそうなっていないというのが現実。そこを何とかしないといけないと思う。利用者さんのニーズにどう応えるのか、ニーズの把握が正しくできているのか、常に気配りしておかなければならない。
何よりも、ここに来て良かったといって帰ってもらえるようなデイサービスにしなきゃいけないと思う。女性の利用者はみんなで一緒に楽しむことができるけど、男性の利用者はみんなで何かをするということができない人が多い。 人手不足の中で、男性の利用者が放っておかれる場面を見ることが多い。また、レクにしても1日に一つのメニューということが多く、そのレクが好きな人が集まってくる。それ以外の人たちが放っておかれることになっていないか気になるところだ。
利用者一人ひとりの機能訓練も、けっして十分に取組めているとは云えない。機能訓練は、機器があれば良いというものでもない。その利用者が居宅で暮らし続けるために残していかなければならない能力が何で、それを残すためには何が必要なのかをはっきりさせなければならない。ICFの視点で通所介護計画・個別機能訓練計画を作成し、一人ひとりに応じた介護サービスが提供できるようになることが求められている。
まずは、利用者さんと話をすることだ。お一人ひとりが何を求めてデイサービスの来ているのかを理解すること、そして、その思いに応えること、応える努力を続けること、それが一番大事だと思う。
0 件のコメント:
コメントを投稿