スクラップブックの代わりに、ブログが使えると思いつき、この間から新聞の切り抜きをアップしている。
今日のしんぶん赤旗に、適菜さんのインタビュー記事がのっている。「保守でも何でもない安倍氏に憲法を触らせてはいけない」というずばり直球のタイトルが良い。そして、記事の中身も小気味よい。
確かに、安倍首相は旧来の保守陣営からも厳しい批判が出るほどで、お亡くなりになった野中広務さんは「安倍首相の姿を見ると死んでも死にきれない!」とおっしゃっていましたし、福田元首相も「国家の破滅が近い」と非常に厳しい声をあげています。本来の保守は、先人の判断の集積である伝統を重んじ、「過去を重視しますが、それは未来につなぐためです。」。ところが、安倍首相は国会審議をないがしろにし、憲法解釈を改悪する集団的自衛権の閣議決定、自民党の地盤の一つであった農業を売り渡すTPPを推し進め、種子法を無くして種子を農業資本に売り渡すことを決めていきます。これらの一つひとつは、これまでの自民党が守ってきたものを破壊する行為です。だから自民党の先輩たちからも批判の声が上がっているわけです。
こうした流れを作るきっかけとなったのが1994年の小選挙区比例代表制の導入だという指摘、私もこのブログで書いたことがありますが、まさにその通りです。
野党共闘が安倍政権を終わらせる力を持つことが重要なんですが、果たして、野党が本当の意味で団結できるのか、憲法改正論議の真っただ中で、ますますそのことが問われていることだけは間違いありません。
もちろん、野党共闘がすべてというつもりはありません。何よりも大事なことは、国民の自由な意思であることは、揺らぎようがない私の信念ですから。
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