友人のYくんから☎があった。昨年の暮れに結婚したのだという。
僕が東京に単身赴任していたときに知り合い、何件か一緒に仕事をした。甥っ子が去年の4月に上智大学に入った時に、ちょうど単身赴任を終えて岡山に帰る僕の家財道具を甥っ子のために残しておくことにしたのだけれど、その荷物を一時預かってもらってとても助かったのだった。
それというのも、彼の親父殿の貸しアパートが甥っ子が契約した学生アパートのすぐ近くだということがわかったからなんだけど、それならば最初から彼の親父殿のアパートを借りれば良かったと思ったのだった。
というようなわけで、ずいぶん世話になった彼が、最初の恋を忘れられずにいることは聞いていたのだけれど、何と縁があってその彼女と結婚することになったのだという。嫁さんと子どもが一遍にできて、幸せそうに、にやけた彼の貌が目に浮かぶほど、☎の声は嬉しそうだった。
「おめでとう!そいつは良かった!」心の底から祝福の声をかけさせてもらった。そして、酒飲みの彼のために岡山の地酒を贈ることにしたのだった。
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