2016年1月19日火曜日

『核兵器禁止』に背を向ける安倍内閣

北朝鮮核実験に対する安倍首相の声明

 安倍首相は、北朝鮮が水爆実験に成功したという報道を受けて声明を発表した。その声明を読んで一番「なんじゃこりゃ??」と思ったのは、「 今回の北朝鮮による核実験の実施は、国連安保理決議第2094号を始めとする関連安保理決議に明確に違反するものであり、国連安保理の権威に対する重大な挑戦である。加えて、核兵器不拡散条約(NPT)を中心とする国際的な軍縮・不拡散体制に対する重大な挑戦である。」という部分。

 昨年NPT再検討会議に向けてオーストラリアが核兵器禁止を呼び掛け国連全加盟国に配布した文書について、米国が「核の傘」への影響を理由に日本を含む同盟国などに不賛同を働き掛けていた。そして安倍首相はその働きかけに応え、オーストラリアの呼びかけに対して「いたずらに核保有国との関係に溝を作り、一歩も理想に近づくことにならないアプローチは取らない」と述べて、事実上、賛同しないという立場を明らかにした。
 核兵器禁止条約への態度表明を迫られた格好だったが、日米同盟を重視し「ノー」で応じる展開となり、広島や長崎の被爆者を含む核兵器禁止条約制定を求める全世界の人たちに落胆を与えたのだった。

日本政府は核禁止めざす「オーストリアの誓約」に賛同せず-安倍首相

  自分のことは棚に上げて、北朝鮮を非難する・・それが唯一の被爆国を代表する首相であっていいのか!!と強く言いたいわけですね。

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