2016年5月11日水曜日

医療

僕は医療分野で仕事をしてきたけれど、最近思うのは、医療は本当に必要なのかということ。何故そんなことを考えるのかと言えば、おかしなことが多すぎるからなんだけどね。

例えば、高血圧。血圧が高くなるにはそれなりの理由があるはずだ。ところが、血圧が140/90mmHgを超えると降圧剤が処方される。血圧が高い原因はそのままに、単に見た目の血圧だけを薬で下げることにどれほどの意味があるのだろうか。

「キリンは動物の中で最も高い血圧を有する。最高血圧は平均260mmHg、最低血圧が平均160mmHgと高い。」

さて、キリンは高血圧なのだろうか?首が2mもあるので、脳に血液を押し上げるのに血圧が高くなければならないわけで、人も、例えば160/95mmHgの血圧の人は体が大きいとか背が高いとか何かそういう高い理由があるのではないだろうか。そしてその理由が妥当なものであるなら、安易に薬で血圧を下げると脳に血液が回らないというようなことになってしまうのではないか、そんな風に考えてしまうわけですね。

高血圧の基準だって、私が大学生の頃(約40年前)は150/100mmHg以上が高血圧と言われていたと思う。その基準が下がったのには、降圧剤を売りたいという製薬メーカーの思惑が絡んでいるのだろう。例えばディオバン事件などをみても、資本の論理丸出しの売らんがための詐欺行為なわけで薬事行政の闇の部分がそこに表れていますよね。

また、メバロチンというコレステロール値を下げる薬があるが、これなどもそういうメーカーの思惑で脂質異常の基準が下げられた一つだと思うんだけど、10年間で1千億円を売ったわけだからね。総コレステロール値も私が医療機関に入った頃は240mg/dl以下が正常とされていたのに、今では、200〜140mg/dlが正常とされていて要するにメバロチンを処方する患者を増やすために基準値が下げられたとしか思えないわけですよね。

これだって血中のコレステロール値が高い理由があるわけで、その理由のところは放っておいてメバロチンを処方すれば下がりますよというわけだから、ずいぶん乱暴な話なのだ。

癌に対する外科的手術も本当に必要なのかどうか疑問に思うことがある。映画監督の鎌仲さんの話を聞いたことがあったが、彼女は子宮癌のオペ直前で自分の体が「子宮が切除しないで」といっているような気がして手術することを止めたというようなことを言っていた。そして代替療法によって今でも元気に活躍されている。

また、僕の知り合いで前立腺癌と診断されたが、男性機能が喪失することを嫌って、治療はしないという決断をした人がいる。そして、大豆イソフラボンとビタミンCを積極的に摂取するなど食事を工夫し、それ意外のことはそれまでと何ら変わらない暮らしをしているが、前立腺がんと診断されて5年、癌は消えてはいないようだが小さくなっており、前立腺の腫瘍マーカーは正常域にまでさがり、今でも元気に働いている。

そして、僕の先輩の奥さんが、肺癌(原発)と膵臓癌(転移)を指摘されたが、部位が悪く外科的手術も放射線治療等もできないと言われて半年経つが、肺癌は大きくなっておらず、膵臓癌の陰は消失したという。

一方で胃癌で胃を全摘出した人がオペ後ダンピング症候群に悩まされていたり、大腸がんを内視鏡下で摘出した後、酷い便秘に苦しんでいる人が身近にいたりします。明らかにQOLの低下がおこっていますよね。

こういう事例を見聞きすると、癌を外科的に切除することが必ずしも正しい治療法ではないのではないかとさえ思えてきます。癌にならない体づくり、働きすぎない適度な仕事があること、そして適度な運動と栄養バランスを考えた食事、これらとのことが暮らしの中で実践できれば、医者要らずで人生を全うできるのではないかと今では考えるようになった次第です。

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