こちらが本家、中川五郎さんの『腰まで泥まみれ』(歌詞)
この歌は、ルイジアナ州のある川で、偵察行動の訓練として渡河を行なおうとした小隊のことを歌っています。軍曹の心配に対して、隊長は、高圧的に、先頭に立つ自分に続いて「進め!」と命じ続けます。最後は首まで泥に浸かる状態になり、突然、隊長は溺れ、軍曹は直ちに小隊にもとの川岸まで戻るよう命じます。流れがかわって水深が深くなっていたことに隊長は気づいていなかったのです。
実際に1956年に起こったリボン・クリーク事件を題材にしてビート・シーガーさんが作ったものですが、終わりの方に次のような歌詞があります。
これを聞いて何を思うかはあなたの自由だ
あなたはこのまま静かに生き続けたいだろう
でも今の世の中 思い出させるあのときの気持ち
僕らは腰まで泥まみれ だが馬鹿は叫ぶ「進め!」
僕らは腰まで泥まみれ だが馬鹿は叫ぶ「進め!」
僕らは腰まで、首まで、やがてみんな泥まみれ
だが馬鹿は叫ぶ「進め!」
この「進め!」と叫ぶ小隊の隊長に、安倍首相がだぶるのは何故でしょう……
間違ったリーダーに「進め!」といわれても、「引き返す」という理性と勇気を持ちたいものですね。
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