19世紀アメリカの広大な未開拓の荒野を舞台にしたスケールの大きな映画だというふれこみに惹かれてかみさんと一緒に見に行った。
狩猟中に熊に喉を裂かれ瀕死の重傷を負ったハンターのヒュー・グラス(ディカプリオ)が、狩猟チームメンバーの一人、ジョン・フィッツジェラルド(ハーディ)に見捨てられ置き去りにされてしまうばかりか、愛する息子を殺されてしまう...。"生きる"という純然たる意志だけを武器に、グラスは大自然の脅威なか、厳しい冬の寒さに耐え、交戦中の部族の熾烈な襲撃を交わし、フィッツジェラルドに復讐を果たすため、約120キロの容赦ない旅を生き延びなければならない……
ディカプリオがオスカー初受賞した作品だということもあって、かみさんと一緒に見に行ったのだけれど、ホームページの解説文からイメージしていた映像と違って、あまりにもグロテスクなシーンが多くて正視に耐えなかった。それほど過酷な時代だったということなのかもしれないが、別の表現のし方もあったのではないかという念いは拭いきれない。とりあえず原作を読んでみようと思う。
原作はマイケル・パンクの『The Revenant: A Novel of Revenge(蘇った亡霊 ある復讐の物語)』(アメリカの西部開拓時代を生きた実在のヒュー・グラスの半生を描いた小説)ということなので、原作を読んでもう一度あの映画の意味を考えてみたい。
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