2017年9月29日金曜日

内視鏡検査

 先日、内視鏡検査を受けた。経鼻内視鏡を選択したので、鼻から麻酔薬を注入するのだけれど、こいつが不味い。酸っぱいような苦いような何ともいえない味がする。そいつが鼻の奥から喉のほうに伝っていく。麻酔薬が通過した後に熱感が残る。直に喉がマヒした感覚を感じる。そうこうしていると検査台に移動するよう促され、検査台に左を下にした側臥位で横になる。

 真鍋先生が左の鼻から内視鏡を挿入する。鼻の奥で鋭角に喉の方に向きを変えるのだけれど、そこで引っかかる感じに少々痛い。オリンパスの内視鏡なのだけれど、経鼻内視鏡は富士フィルムメディカのほうが良い。中野に住んでいた時に江古田沼袋診療所で初めて内視鏡検査を受けたのだけど、その時は富士フィルムの内視鏡だった。もっと鼻の奥でしなやかに向きを変えて痛みは全く感じなかったし、鼻の奥に触れた感じも柔らかさを感じたものだが、オリンパスのは硬い感じがする。喉のところを超えるのに「唾を呑み込むようにして」と言われその通りにすると、よいっしょという感じで内視鏡が食道に入っていく。何だか今日はむかむかしてえずくが容赦なく内視鏡は胃へと進んでいく。

 胃へと到達し胃の中がモニターに映し出される。「粘液が多いな。ピロリ菌がいるように見えるよ。除菌ができているとポリープが小さくなるって言われてるけど、ポリープ小さくなってなし、呼気検査してみようか。」と先生が言う。除菌のための抗生物質を飲んで3か月後の呼気検査で陰性だったし、2年前に同じく内視鏡検査をした時には、粘液が多い部分の胃壁を採取してピロリの検査をしたけれどやっぱり陰性だった。今回もまたピロリ菌の検査をすることになったのだが、まあ仕方ない。やっておくしかないか。

 粘液が多いというモニターをながめて、私の印象は、検査前に飲み込んだ唾液ではないのかという感じ。前の検査が長引いて1時間近く待合室で待つことになり、その時のテレビCMでマクドナルドのハンバーガーを美味そうに食うシーンが流れ、空腹に堪え兼ねた胃袋が何か喰わせろというメッセージを発し、それに反応した唾液腺から唾がジュワーッと滲みだす。それを飲み込むということがCMのたびに繰り返されたのだから、目の前のモニターに写るくらいの唾液が胃壁に張り付いていても不思議じゃないんじゃないのと思ったのだが、内視鏡ごしでは区別はつかないわね。

 「ピロリ菌がいそうなことを除けば特に問題ないよ。」と言われたけれど、それが問題だという感じだった。検査後はするするとアッとう間に引き抜かれあっけなく終了。呼気検査の予約をして帰ったのでした。

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