私が社会に求めるのは自由。人は生まれながらにして自由を享受する権利がある。もちろん、その自由は誰かを抑圧することで得られるものであってはならない。そんな世の中になれば良いのになぁと思いながら、青い空を漂泊する白い雲に憧れている私なのです。
2016年4月22日金曜日
Rippled Sky for Hitomaro
作品No.130 Rippled Sky for Hitomaro
防波堤の先端付近に何やら動きながら水を放出している物体を発見。木とホースを組み合わせ、ホースの先端から水が放出されるときのエネルギーでホースが変幻に動く様子を見せる作品。
柿本人麻呂の伝説が残っており、その伝説にインスピレーションをもらって作られた作品だとのこと。
柿本人麻呂は、讃岐の狭岑(さみね)の島にして、石の中の死人を見て以下の歌を作ったという。
玉藻よし 讃岐の国は 国からか 見れども飽かぬ 神からか ここだ貴き 天地 日月とともに 満(た)り行かむ
神の御面と 継ぎ来たる 那珂の港ゆ 船浮けて 我が榜(こ)ぎ来れば 時つ風 雲居に吹くに 沖見れば とゐ波立ち
辺見れば 白波騒ぐ 鯨魚(いさな)取り 海を畏み 行く船の 梶引き折りて をちこちの 島は多けど 名ぐはし 狭岑の島の
荒磯面に 廬(いほ)りて見れば 波の音の 繁き浜辺を 敷栲(しきたへ)の 枕になして 荒床に 自臥(ころふ)す君が 家知らば
行きても告げむ 妻知らば 来も問はましを 玉鉾の 道だに知らず おほほしく 待ちか恋ふらむ 愛しき妻は
反歌二首
妻もあらば 摘みて食(た)げまし 沙弥の山 野の上のうはぎ 過ぎにけらずや
沖つ波 来寄る荒磯を 敷栲の 枕とまきて 寝(な)せる君かも
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