2018年6月3日付 しんぶん赤旗 |
6月1日、厚生労働省が2017年の人口動態統計を公表しました。一人の女性が生涯に産む子どもの推計人数を示す「合計特殊出生率」が1.43となり2年連続で低下、出生数は946,060人で、前年に続いて100万人を割り込み、過去最少を記録しました。
一方死亡数は、戦後最多の1,340,433人となり、死亡数から出生数を差し引いた自然減は394,373人で過去最大幅となり、人口減少が加速しました。2005年に戦後初めて死亡数が出生数を上回り、2007年以降は11年連続で自然減の幅が拡大しています。
結婚したカップルは戦後最小の606,863組、平均初婚年齢は男性31.1歳、女性29.4歳で女性の第一子出産時の平均年齢は30.7歳でした。
少子化対策が重要課題の一つになっているわけですが、それでも、一貫して少子化が進んでいます。今の日本で、結婚し、子どもをもうけるということがいかに難しいかという現実を反映したことなのだと思います。
貧困の広がり、切り下げられていく社会保障、働く権利が守られない雇用の場、これでは少子化対策に力を入れているとはとても思えません。
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