メニューは「かけうどん」「ざるうどん」各800円、天婦羅が400円といたってシンプルだ。
カウンターの粉かぶり席が空いていたのでそこに腰をおろし、暖かいうどんに野菜天婦羅をつけてもらうことにした。うどんの上に野菜の天婦羅がのって出てくると思っていたら、かけうどんとは別に大きな皿に野菜天婦羅11品が盛り付けられて出てきた。
ズッキーニ、スティックセニョール、ナス、ニンジン、ジャガイモ、オクラ、シシトウ、ピーマン、タマネギ、インゲン、キュウリ、まず、天婦羅の種類の多さに驚いた。それにキュウリの天婦羅?とはてなマークがついたけど、おもしろ食感で意外にいけた。
うどんにのせて食べても良いし、カウンターに塩が用意されているので、塩を振って食べてもいい。天婦羅の種類が多いので、とても全部をうどんにのせるわけにはいかないので、ナスとオクラ、ジャガイモをうどんにのせて野菜天婦羅うどんにして、他は、塩でいただいた。サクサクの天婦羅で、とてもおいしい天婦羅だった。ちょっとびっくりなのは、後から「何がいる?」とおかあさんが天婦羅をもってやってきて、追加の天婦羅をお皿にのせていくのだ。結局、15品天婦羅をいただいた。 うどんは、コシのある歯触りの良いうどんで、そう、小麦の香りが良かった。出汁を取ったあとのコンプが細く刻まれてうどんの上にのせてあって、「昆布欲しかったら追加でのせてあげるからね~」とおかあさんから声がかかる。出汁は、そのコンプの旨味にカツオにイリコ、あとなんだろう・・・、おいしい出汁ですべて飲み干した。
すっかり気に入って、翌週再訪し、今度は、野菜天婦羅ざるうどんをいただいた。ざるの上への盛り付けがちょっと雑な感じだが、かけうどんと違って、コシの強さがよくわかる。かけにはかけの、ざるにはざるのうまさがあって、大変気にいった。1200円はサラリーマンにとってちょっと高い昼餉となるが、山盛りのとても美味しい野菜天婦羅でお腹が満たされ、口福感にひたれるとなれば、週に1回くらい贅沢したくなる。そんなうどん屋だ。 ちなみに、半玉追加はプラス150円、1玉追加はプラス300円でうどんの量を増やすことができる。
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